ステンレスメッシュブレーキホース

 ブレーキホースをステンレスメッシュのモノに交換しました。
 先日7年目の車検ということで、ブレーキのOHをしました。普段サーキットを走っているので、フルードは頻繁に交換していますが、シールやホースは経年劣化していると予想されます。そこでOHが必要ですが、ついでにホースをステンレスメッシュに交換することにしました。ぎょう師匠にはノーマルホースで充分と言われましたし、style-Zさんにはアウディの場合ホースの大部分がスチール製で、ゴム部分は最後の最後短い部分だけなので、あまり変わらないと言われたので迷っていたのですが、やはりダイレクトなフィーリングを一度は試してみたかったのと、どうせホースを交換するのだから少し足して性能の良いモノを選びたいと考えたからです。また、サーキットを走るにはやっぱりステンレスメッシュですね!
 最初はNEUSPEED製にするはずでしたが、残念ながら国内には在庫がありませんでした。しかたがないので、ディーラーを通じてオーダー。特注品となりました。価格は40000円。NEUSPEEDにくらべ1万円高。仕方ないですね。
 交換は自分でやってみたかったのですが、ABSユニットの部分のエア抜きが出来るのか心配だったので、ディーラーに依頼しました。まあ、OHのついでだし、ディーラーのが技術的に安心感がありますね。 

 
 フロント周りです。結構凝った造り。

 
 リア周りです。ロアアーム部分とキャリパーまでの2分割になってます。きれいな造りです。

 交換後のフィーリングですが、なかなかいい感じです。ほんの少し踏んでもキッチリ力が伝わって、非常にコントロールしやすくなりました。ノーマル状態だと踏んでからホースが膨らみ、膨らみきってから力がキャリパーに伝わっていたものが、交換後はダイレクトにキャリパーに伝わっている感じです。踏めば踏んだ分だけ効きが増す感じなので、赤信号などで停まるときもスムーズに減速することが出来ます。高速域のコントロール性も良く、ガツンと踏めばガツンと効きます。4万円は高かったけど、OHと一緒なので交換工賃分が浮きました。安全には換えられませんね。

 サーキットでは効果てきめんです。限界付近でコントロールしやすくなりました。ガツンと踏むとガツンと効くし、間髪無くこちらの意志をキャリパーに伝えることが出来ます。踏み応えもグニュッという感じではなくカチッとしてます。とても信頼感があるブレーキになりました。

 
 Delphi Lockheedのフルード。DOT5.1です。

 ブレーキフルードも同時に変更。純正からデルファイロッキードのDOT5.1へ変更。ドライ沸点271℃、ウエット沸点184℃を誇ります。純正フルードは普段は全く問題ないのですが、サーキットではすぐに踏み込みがスポンジーになって、せっかくのスポーツパッドの性能が発揮出来ません。そこで性能の良いモノに交換。コレで大丈夫だと思います。仕入れ価格は500ml入り980円。今回5本買いましたが、2本半で済みました。

 サーキットでは、まず純正で起きていたベーパロック現象がなくなり、常に安定した踏み心地が得られました。これはイイです。HSPの場合2コーナーS字ともに下り坂になっていてスピードが乗った状態でブレーキングに入るため、ほんの2〜3周でベーパーロックしてましたが(二度踏みで対処していた)今回は全くその傾向が出ません。コレは助かります。ブレーキが効かない状態ほど怖いモノはないですからね。特に限界で走っているサーキットでは事故に直結します。おニューのブレーキパッドと共に安心して踏めました。
 また、サーキットから帰ってきてエア抜きをする手間が省けるし、一石二鳥です!これはイイ!

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