ミッションオイル交換
車検も終わったのでミッションオイルを交換してみました。
以前・・・10年ぐらい前でしょうか?80sportに乗っていたときにミッションオイルを交換して以来です。その時は満足に道具もなく、大変苦労しました。ドレンプラグを外す17mmの6角棒レンチと、オイルを流し込むビニールパイプだけで交換しました。しかも冬!
それ以来の挑戦です。しかし、この10年、鍬兎郎も無駄に月日を重ねてはいません!揃える工具は揃えて、万全の体制で挑戦します。
コレがドレンプラグを回すビットです。向かって左側がオイル入り口のプラグを回すビット。17mmの6角です。
向かって左側が3重4画のトルクスで、ドレン用。真ん中に穴が空いています。
真ん中は19mmになってます。これはメガネレンチで回すためのモノ。Second Windで購入。(3500円)
3重4画のトルクスはコーケンでも作ってます。4020-60-MH16(2720円)コーケンのが安いですが、6角棒レンチ3012M.25-17(1150円)も同時に買わなければならないので、こっちにしました。でも、ラチェットが使えるコーケンの方が使い易かったかも。ちょっと後悔。
これはサクションガン。かたーいミッションオイルをケース内に圧入する注射器。これがなきゃオイルは入らない。必須です。
あとはミッションオイル(2.25L)とメガネレンチ(19mm)とオイルパンがあれば交換OK!さあ交換です。
鍬兎郎号が前回オイルを交換したのは2年前で2万キロ走行してます。若干シフトタッチが悪くなってきたので、思い切って交換を決意しました。オイルは前回と同じGEAR300の75W90をチョイス。
まずはジャッキアップして、入り口のプラグが外れるかどうかの確認です。もし、オイルを抜くだけ抜いて、入れることが出来なければもう動かせません。ディーラーへレッカー移動となります。そんな悲惨な目に遭わないためにも、まずは確認です。
プラグは前デフの左側側面にあります。サイズは17mmの6角です。
ビットに19mmのメガネレンチを噛まして回します。オイルが抜けないようにプラグを外してしまいましょう。
入り口のプラグがOKならばオイルパンを置き、ドレンを外します。ドレンは3重4画のトルクスで、入り口とは違ってます。ギザギザが見えるかな?真ん中にいじり止めの突起があります。
80の時は入り口とドレンは共通だったんですけど、ミッションオイルを抜くいたずらがはやったのかな?
ビットを逆にして、19mmのボックスレンチに噛ませ、ドレンプラグをゆるめます。ビットをプラグの奥までしっかり差し込み、回しましょう。
オイルがダラダラと流れ出てきました。少し走ってミッションを暖めた方が交換しやすいでしょう。でも、マフラーでやけどに注意ですよ。
抜けてきたオイルは結構シャバシャバ?気温を考慮しても粘度が落ちてるかな?
それにしてもミッションオイルくさいぞ。モチュールのエンジンオイルはスイートな香りなのに、このにおいは何?
オイルは特に汚れもなく、まあまあでした。2年2万キロではこんなモノでしょうか?ほんの少しメタリックぽい感じです。、底に沈むほどの大きい金属粉はありませんでした。ミッション内部はいたって良好のようです。
右の写真 オイルをコーヒーフィルターに垂らしてみました。左は使用後、右は使用前です。まったく汚れてません。
滅多に見られないドレンプラグ。裏側はこんな感じです。
今日も暑いです。鍬兎郎の心の中では以下のような葛藤が・・・・。
二重人格鍬兎郎TypeA「あーあ・・・暑いなあ」
二重人格鍬兎郎TypeB「少しぐらいの暑さは我慢するのじゃ。」
鍬兎郎A「我慢できません!しかも、なんでこんな暑い日に車の下に潜ってるの? 」
鍬兎郎B「何を言ってるんじゃ。北海道の暑さなんか大阪に較べればたいしたことは無かろう!
鍬兎郎A「はぁ・・・」
鍬兎郎B「それに真冬にミッションオイルの交換が出来るのか?抜くのも入れるのもオイルが硬くてしんどいぞ!」
鍬兎郎A「できません。」
鍬兎郎B「じゃあ、我慢してやるのじゃ」
鍬兎郎A「はいはい。」
鍬兎郎B「ハイは一回で良いのじゃ」
鍬兎郎A「はぁーーーーい」
鍬兎郎B「感じ悪い奴じゃのぅ」
ってな感じで頑張って交換しました(泣)
抜くだけ抜いたらオイルを注入します。オイルのボトルを見るとこんな入れやすいようになってました。でも、コレじゃ無理!やっぱサクションガンの登場です。 まずはサクションガンをボトルに入れてチューーーッと吸います。
そして車体の下に潜って注入します。コレの繰り返しです!目安としては入り口からあふれ出てくればOKです。
右はミッションの右側。ちょうどマウントがあるので、邪魔。やはり入り口は左にあった方が作業が楽です。
あとは元通りプラグを取り付けて終了。最後にゆるめたプラグを全部増し締めし、確実に締まっているかどうか確認します。ジャッキをおろせば終了です。
走行テストして、ミッションの入り具合に問題がなければ成功です。
オイル交換してみて
オイル交換自体は簡単でした。ドレンを外す工具とサクションガンがあれば誰でも出来ると思います。ミッションオイルはあまり交換しなくても良さそうですが、A4は2ndの入りが悪いので2年に1回の割で交換しています。今回も交換したらミッションの入りが良くなりました。
2年前の交換の時からモチュールを入れてますが、2ndの入りが良くなってます。非常にフィーリングが良いですね。また、夏でも冬でもシフトの感触が変わらないのは、モチュールの優れたところです。
交換したオイルはもっと黒いかと思ったのですが、新品とほとんど変わりません。中もきっときれいですよ。
項目 | 数量 | 単価 | 小計 | 購入ショップ | 備考 |
MOTUL GEAR 300 | 3L | 2780 | 8340 | JO−YAcom | 2.5L使用(規定は2.25L) |
ギアボックスドレンビット | 1個 | 3500 | 4560 | Second Wind | 入り口、ドレン両用(送料込み) |
サクションガン | 1本 | ? | ?2000 | 江戸堀工具商会 | 値段忘れ |
オイルパン | 1個 | 100 | 100 | 100均 | オイルの色を見やすいように白を選択 |
総額 | 15000 | ||||