排気管の交換

　懸案だった排気管問題ですが、不満点を解決すべくNEUSPEED Ex-Systemに交換しました。夏に石川エンジニアリングを訪問した際はタービンK03改、毒キノコとシルビア排気管の仕様でした。石川さんのおっしゃるには９６年式Tqの場合はCPUが対応していないため、空気量がある一定を越えるとCPUが燃料を絞ってしまうセーフモードに入るそうです。そのためいじり過ぎも良くないとの事。いくら吸排気の効率を高めても限界があるので、結局吸気はノーマルボックスが一番。排気管もタービンの回りすぎを防ぐため、ある程度の背圧が必要だそうです。CPUはこのままで吸排気を整えると今以上のパワーアップが望めるとのこと。そこで関東遠征から戻ってすぐに吸気ボックスを戻したものの、オーバーシュート頻発、マフラーから爆音、路面との接触などに悩まされました。やはり排気管を交換しなければダメなようです。
　その日から排気管貯金に励み、１０月はじめにやっとお金が貯まりました。早速石川さんにメールしたところ、在庫があるそうで送ってもらいました。

　
　届いたっす。でっけー箱！中には３分割された排気システム＆ガスケット類が丁寧に梱包されて入ってました。

　
　ダウンパイプは極力ストレートになってます。USA仕様では排気温センサーがないので、石川さんで取り出し口が溶接されて出荷されています。親切。２．６ｋｇ

　
　左はセンターパイプ内径７０mm。大きなサイレンサーが付いてます。消音と抜けの両立のため。７ｋｇ。右はテールパイプ。大きな太鼓は消音効果が高そう。８ｋｇ。包みを開いていないのは取り付ける時の傷を防ぐため。結局自分では取り付けできませんでしたが・・・（泣）

　
　左はダウンパイプをフロントから見たところ。もう焼け色がついてます（笑）右はセンターパイプをリアから見たところ。

　
　マフラーエンドは80mmのデュアル。丁寧に作られています。両サイドにはNEUSPEEDのロゴがエッチングされてます。カッコイイ！　　

　
　↑画像クリックでアイドリング音　　　　　　　　　　　　　　　　　　↑画像クリックで走行音

装着後の感想
　前のマフラーには色々悩まされてきましたが、ほぼ解消しました。
　まずは音量ですが、アイドリングから2000rpmまではホント静かです。ノーマルよりドスの効いた低音を発しますが、ボリュームは小さいです。これなら夜中に帰ってきてもアパートの住人に迷惑はかからない（と思います）。2000rpmを過ぎると排気音も元気が出てきて、過給圧が高まる3500rpmあたりから大きめの音に変わります。そこからは一気に加速が始まり、気持ちよい吹き上がりが味わえます。でも、エンジンルームから吸気音やタービン音が聞こえる程度ですので、イイ感じです〜大人って感じです。ただし、加速の切れは鈍ったような気がします。やはり純正触媒はかなりの抵抗になっている模様。もう少し後ろに配置され、抜けが良ければいいのですが、そうなるとまたオーバーシュートかな（爆）でも、エンジンに近い場所に触媒を配置するのは世界の趨勢ですし、しょうがないですね〜。また、素人考えですが、ＤＶバルブも影響しているのかなとも思いますし、N75エラーの件も起きているのかいないのか、CPUをモニター出来る装置が欲しいです・・・。
　オーバーシュートですが、前のマフラーではフル加速時に4500rpmで燃料カットが入ったのですが、コレは大丈夫です。安心して踏めます。ただし、本日の高速道路でのテスト走行では6000rpm付近で一度症状が出ました。もう少し走り込んでみます。
　低速トルクについても解決です。最近馴れてたのですが、やはり前のマフラーでは3500rpmまで加速するのにかなり待たされました。今では下から上までスムーズにつながって、非常に運転しやすくなりました。ただし、この件については、爆音のため、心理的にアクセルを踏みにくかったことも影響していると思います（爆）
　道路への接触ですが、一切ありません。ほぼノーマルと同じ取り回しのため、車体の裏側のミゾにキッチリ収まっています。これで安心して荒れた道も走れます。精神衛生上も大変よろしいです。以前段差でマフラーが接触し、ジョイントが外れた時は超爆音になって泣きました。今ではいい思い出です（泣）マフラーは使っているウチに音が大きくなるそうなので、まだまだどうなるかわかりませんが、早く当たりが出るように走り込みます〜
　総合的には充分な低速トルク、ジェントルな音量・音質、高回転の吹け上がり、オーバーシュートの減少など非常にバランスが取れていると思います。価格的には高価ですが、サイレンサーが２個、ダウンパイプ付き、需要の少なさを考えるとしかたないかと思います。個人的には１２万円ぐらい（センター＆テールで８万円、ダウンパイプ４万円ぐらい）が妥当かなと思いますけど・・・。
　３点の総重量は17.6kgです。手元に純正マフラーがないので比較は出来ませんが、石川さんの話では純正の２／３以下の重さとのこと。計算すると純正は26.4kgですから約10kgの軽量化ですね〜これは戦力ですよ〜
　※排気音がシューっていうので、下回りを点検したら排気音センサーが抜けているのが判明。センサーは配線が切られて排気管の横に引っかけてありました、犯人は誰なんでしょう？　

１年後
　装着から１年が経ちました。音量は特に大きくなったりせず、非常に気に入っています。しかしサビが出てきました。今日はコンパウンドで磨いてみました。

　
　ううう（泣）あんなにピカピカだったのに、こんなに錆びちゃったよう（泣）そーいえば装着してからまったく手をかけてないもんなあ・・・・悪い父ちゃんを許しておくれ・・・・今ピカールで磨いてあげるからね・・・・！しこしこ・・・・
　サンドペーパーでサビ落とししてもいいのですが、表面が荒れて、かえって錆びやすくなります。ですからピカールで磨きます。

　
　おっと！きれいになってきたぜ〜しかし・・・なんか汚い・・・焼けがムラになってサビが染み込んでいる感じです・・こうなるともうダメかも（泣）
　ステンレスでも錆びますよ・・・・みなさんマメに磨くようにしましょうね。