OBD2の導入

 念願だったスキャンツールOBD2を導入しましたので、レポートします。

OBD2とは
 1996年以降にアメリカで販売される車に装着が義務づけられたコンピュータ診断システムです。車種によって「ISO」「VPW」「PWM」の3種類が存在します。
 「ISO」はAudi、VW、BMW、オペル、ベンツなど多くの欧州車、日本車車、アメ車の一部に採用されています。
 「VPW」は主にアメ車。
 「PWM」はフォード車が採用してます。


 買ったのはUSBコードのセット。ソフトやコード表が付属し、至れり尽くせり。RS232Cの方が安いのですが、あえてUSBを選択しました。なぜRS232Cじゃないかというと、年々RS232Cを搭載しているマシンが少なくなってきているので、USBを買っておいたほうが後々使える!と思ったからです。23000円でヤフオクで購入。

インストール
 まずはパソコンにインストールしないと何もはじまりませんね。最初にVAG-COMをインストールします。Ross-Tech社のサイトからダウンロードしてください。
 次にOBD2ケーブル付属のドライバーをインストールします。USBケーブルを差し込むとドライバーを要求されるので、ホルダーを指定してください。

 
 ドライバーがインストールされたらデバイスマネージャーを開いて、OBD2ケーブルが認識しているのを確かめてください。次にポートの設定をします。この場合USBシリアルポート(COM5)をダブルクリック。

 
 プロパティから「Advanced」を選びクリック。COM1〜COM4の空いているポートを指定します。ちなみに鍬兎郎VAIOノートはCOM2が空いていました。コレで準備完了です。

 
 コネクターの位置はリアの灰皿の左です。パネルを手前にスライドさせ・・・取り外します。

 
 端子はこうなってます。
 USBケーブルの接続順序は、車はキーを抜く、パソコンの電源を切った状態でおこないます。


 パソコンを立ち上げ、VAG-COMを起動させます。


 ソフトが起動したらエンジンをかけます。バッチリ認識しました。


 お待ちかねのフォルトコードを見てみましょう。う゛・・・16487のエラーが出ています(泣)コード表によると「エアマスセンサーN70・過大信号」となっています。あのときの緊急作動モードですね。正確に残ってますね。ここでフォルトコードをクリックし、灰色にします。その後「clear codes-05」をクリックすればエラーを解除出来ます。ディーラー等に見せたいときは残しておきます。その場合は「Go Back」で戻るようにします。
 なお、終了はソフトを閉じる、エンジンを切りキーを抜く、パソコンの電源を切る、ケーブルを抜くの順でおこなってください。

使ってみて
 ソフトのインストールやUSBケーブルのインストールは若干難しかったですが、丁寧な解説書が付属していたので、スムーズに出来ました。車の認識もスムーズに出来て良かったです。
 本日届いたばかりなので、どんな使い方があるのかよくわかってませんが、とりあえずフォルトコードを見る目的は達成されました。今後はソフトをバージョンアップして色々やってみたいです。でも、96年式はあまり出来ないらしい・・・。

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