キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!! A4祭りや〜

 みなさんこんにちは。いよいよ本命のA4が来ましたね。A4は今回のモデルでB8となります。連綿と続くアウディの基幹車種で一番の稼ぎ頭です。コレがコケたら大変なので、アウディもかなり力を入れている模様です。
 まずはフルモデルチェンジにふさわしい新開発シャーシを投入。キモは150mmエンジンを後退させたこと。そのおかげで優れた運動性能と伸びやかなスタイリングを得ることに成功。更にホイールベースを伸ばし、居住性を大幅に向上させました。特にリアシートはゆったりと座れ、大人4人がツーリングに行けるほど。
 今日の試乗は1.8TFSIでした。スペックは1510kgのボディに1800ccの直噴ターボエンジンを搭載しています。エンジン出力は180ps−トルクは25.5kg-mと若干おとなしめになっています。トランスミッションはCVT。金属ベルトとプーリーを用い無段階に変速していきます。駆動方式はFFです。価格は419万円って事でA4の売れ筋モデルとなるでしょう。

エクステリア
 A5にも負けないようなすてきなエクステリア。素直にカッコイイと言えます。


 オーバーハングが短く、スポーティーな印象です。ホイールハウスの隙間も少なく、カッコイイですね。


 モールのないスッキリしたサイドビュー。下から盛り上がってくるラインが動感を表します。


 グリルが薄くなって更に格好良くなりました〜いいねっ!


 ボンネットからグリルを抜けチンスポイラーまで続くXのライン。ヤバイぐらいにカッコイイですね。
 賛否両論のヘッドライトのLED。鍬兎郎はカッコイイと思います。


 かたまり感のあるリアビュー。存在感はバッチリ。


 ダッグテール化され、空気の流れを整えるトランクエンド。セクシー!


 B7を進化させたテールランプ周り。スッキリしていてイイ!
 流行のアホっぽい(爆)クリアテールじゃなくて良かった・・・。


 このリアからの眺めは紛れもなくB1〜B5の流れをくむ造形。血統は受け継がれています。


 オプションの17インチのホイールに225/50のポテンザRE050Aを履きます。乗り心地はGOOD!
 ホイールセンターの飾りが面白い。ブレーキも良く効きます。


 ウインカーもビルトインされるドアミラー。視認性も◎


 ヘッドランプにはLEDが!かっこいいぞ。ただし1.8TFSIにはオプションなの。
 鍬兎郎的にはエルガイムを思い出します。

インテリア


 ドアを開けると高級感たっぷりな内装が目に飛び込んできます。この車にはSEパッケージの本革カルダモンベージュが奢られています。


 見やすいメーター類と軽いステアリングで楽々な運転。


 この原稿を書いているときにカタログを見てCVTと気づいたトランスミッションは全く違和感なし。普通にトルコンだと思ってました。もちろん変速ショックもなく、キックダウン?もスムーズでした。


 エアコンとオーディオは特に操作してないのでよくわかんない。


 リアの足下はこんなに広々!


 ドアはさすがにA5並にサッシュレスとはいかず、現行通り。空力を考えるとこの形がベスト。


 A5と同じプラットフォームを使用するA4もエンジン位置が150mm後退してます。(前デフが150mm前進)重量配分の改善に大きく寄与。
 赤が従来の前デフ位置。青が新しい前デフ位置。

試乗してみて
 メカの解説はA5の頁に譲るとして、新しいA4は乗ってみてナカナカ良いところを突いてくるなと思いました。
 シートに座ってみると特に違和感はなく、見晴らしも良いし、ポジションに特に不満はありません。しかし、左足は若干圧迫感がありました。これはA5ではあまり気になりませんでしたが、A4では少し気になりました。でも、運転してるウチに気にならなくなってきました。
 次に足回りですが、かなり柔らかめです。低速域や路面状況の良い高速道路では非常に乗り心地が良く、良い感じでした。
 ワインディングを速いスピードで攻めてみると柔らかすぎました。大きめの入力があると1発では収束できないほどです。言い換えるとダワンダワンする感じです。これは昔からのアウディファンやドイツ車ファンには耐えられないかもしれません。でも、ドイツ車的な味付けのサスだと日本では硬すぎると批判を受けてしまいます。実際にA4を買う層を考えると、初アウディがこのモデルって方も多いと思うので、この足回りでイイと思います。昔からのアウディファンはオプションのスポーツサスペンションを選べば大丈夫ですよ。(たぶん)
 欲を言うと可変ダンパーが一番イイと思いますが、3.2しかオプション選択できませんけど。(泣)
 ブレーキは良く効きます、基本的な動きは悪くありません。
 ハンドリングは良く鼻が入る印象でした。これはA5にも通じています。若干ステアリングが軽すぎるかな?と思いましたが、飛ばす車じゃないですし、楽ちんで良かったです。
 エンジンは加速時にゴロゴロ言ってます。A5のV6と較べるとスムーズさに欠けますが、エンジンが回ってるってビート感はこっちの方が上。アイドリング時は特に騒音は感じませんでした。
 このボディに1800ccじゃアンダーパワーでは?と不安もあるでしょうが、運転した感じでは特にパワー不足は感じませんでした。普通に走っていれば普通に加速するし、高速の入り口(上り坂)でもアクセルを踏み込めばすぐに100km/hを越えてしまいました。フロント荷重が減ったにもかかわらず上り坂でもトラクションの不足は感じなかったし、非常にバランスがよい車だと感じました。
 総合的にはとても気に入りました。素晴らしいスタイリングと、上質な室内。充分なパワーを持ち、燃費の良いエンジン。滑らかで滑ってる感じがないCVTと当たりの柔らかいサスペンション。かなり完成度の高いクルマでした。これは売れそうな予感がします。

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