ミッション載せ替えミッション
5月20日(土)
前回のレースでクラッチが滑り、リタイヤした諭吉20号。クラッチ交換するついでにミッションも乗せ替えることにしました。
諭吉20号はLSDが入ってません。コーナーではなかりロスがあります。そこでLSDが装着されている前車樋口号からミッションを降ろし、諭吉号にスワップすることに。最初は工場に頼もうと思ったんだけど6万円×2台、しかも手間がかかるので、いつ取りかかってくれるかわからない・・・って事で白琵琶さんと相談しました。
白琵琶「自分たちでやっちゃえばタダだし、整備する行程も楽しめそう!でも、俺一人じゃ無理だし、鍬兎郎さんが手伝ってくれればやってみたいんだけど・・・・。」
鍬兎郎「6万円×2は痛いですね~俺も白琵琶さんとなら出来ると思う。いっちょやってみますか?」
ってな事で、相談はまとまり、2台同時にミッション交換することにしました。手間も二倍・・・。はてさてうまくいくことか・・・。
作業はこんな風に道ばたでおこないました。手前が前車樋口号。奥が諭吉20号です。メンバーは鍬兎郎、白琵琶さん(しろびわ)、破輪舞駆さん(パワーブック)の3名。午前10時スタートです。
まずはミッションを外すのに邪魔なので、2台ともICやラジエターを外しました。更にサブフレーム、ドライブシャフトを抜きました。かなり面倒・・・。
さて、補機類を全部外し、エンジンとミッションを分離して、降ろします。
クラッチカバーが露出しました。エンジン→フライホイール→クラッチディスク→クラッチカバーの順についてます。
ミッション側を見るとクラッチディスクのフェーシングが砕けてます。摩擦で減っただけではこうはなりません。原因はナニか・・・。
ここまでで午後5時。破輪舞駆さんはお仕事で帰宅。2人で作業続行だ~
新旧クラッチ板にカバー。
新しいクラッチはスズキスポーツの強化型。今度はパワーにも負けないぞ!
古いのはカバー側のフェーシングが砕けて金属面が露出。カバーのディスクに金属面が直接当たって削れています。これじゃあ滑る訳だ・・・。でも、フライホイール側のフェーシングはまだ充分残っており、大丈夫でした。ラッキー。フライホイールが逝ったら高いですからね~
左が古い方。フェーシングが無くなりリベットが露出していますね。
クラッチ、カバー、ベアリングを交換し、いよいよミッション搭載です。クラッチ板のセンターを出すために棒を突っ込んでます。これがないとミッションが積めない!
しかし・・・なかなか合体できず・・・・。やはり、2人だと重くて自由がきかなくてミッションが収まってくれない。!一日中車をいじって精神的にも肉体的にも疲労のピークに達した二人・・・・でも、気力でトライ!・・・やっぱり無理だった・・。
午後7時を回ったので本日は終了。残念だけどまた明日だ。お疲れ様・・・。
5月21日(日)
今日はなんとしても完成させねば!昨日同様午前10時に集合。作業開始しました。今日はミッションを合体させ、組み立て。ついでにエンジンマウントも強化型に交換します。
なんと朝イチで合体に成功。前日1時間以上もかかって合体できなかったのに10分ほどですんなり合体完了。3人がかり、更にミッションをジャッキで支持したのが勝因です!
あとはサクサク組み立てていくだけ。エンジンマウントを交換後、補機類を取り付けて、ミッションオイルと冷却水を入れエンジン始動。ギアチェンジも問題なく、バッチリです!
しかし2台とも動ける状態にするのに更に数時間。結局午後7時半までかかってしまった。お疲れ様。
白琵琶「完成した!やったよ~これも鍬兎郎さん、破輪舞駆さんのおかげだよ!」
鍬兎郎「いえ、お二人がいなかったら出来ませんでしたよ!チームワークの勝利ですよ!」
すっかり暗くなった道ばた工場で3人は抱き合って喜んだ。大きな仕事をやり遂げた者だけが味わえる喜びに3人の男達は泣いた。しかし、本当の試練はこれからだ。男達は白老カーランド1分20秒の壁を越えなければならない。物語はまだ始まったばかりなのだから・・・。