FR55E/B改造CPU交換

　改造最終回はCPUの交換です。FR55のセレロンは1.7GHzですからそんなに遅いわけではなりませんが、これから３年使うことを考えるとイマイチ。そこでFR７７からCUPをはぎ取り交換しちゃいます。ここで問題が・・・ホントに付くのかってことです。（爆）

CPU交換の問題点
１、チップセットは同じだ
２、ソケットも同じだ
３、しかしFSB（ベースクロック）が違う
４、BIOSを変えなくて大丈夫なのか
５、セレロン1.7は30W、Pen4　2.66は66.1W倍以上です。熱対策は・・・
　と色々不安はありますが、とりあえずFR77を買っちゃったんだから交換してみるしかありません！

Mobile Intel Celeron 1.70 GHz FSB400/SL6J3
Intel Pentium4 2.66GHz FSB533/SL6PE

えーい！やるしかない！！

　ＣＵＰクーラーを露出させます。電源を2カ所はずし、＋ネジ4個で外れてきます。
　※これ以前の分解はDVD-Rドライブ交換を参照のこと

　セレロンが出てきました。マイナスドライバーで黒いネジを半回転させるとＣＵＰが浮きます。

　
　外したついでにクーラーを掃除します。思い切ってファンを外してヒートシンクを水洗いした方が早いでしょう。充分乾燥させて！

　ＣＰＵを装着します。ソケットにＰＩＮが無い角が1カ所あるので、赤い矢印（金の三角形）の部分を合わせて装着します。全体がしっかり嵌ったところで黒いネジを矢印の方向に回します。CPUが沈んだらOKです。ＣＰＵ表面をしっかり掃除しましょう。以前に着いていたグリスもしっかりアルコールで拭き取りましょう。
　最後にアルコールで脂分を拭き取り、シリコングリスを塗り、CPUクーラーを装着しましょう。おっとその前に！

　
　赤丸にディップスイッチがあります。たぶんこれがFSB（ベースクロック）の変換スイッチだと思います。これはFR55（FSB400）が向こう側、FR77（FSB533）が手前側になっていたので、おそらく（たぶん）もしかして変換スイッチなのかなと思います。
　それとも電圧変更スイッチかも。セレロンは1.3VですがPen4は1.53Vですからここで電圧を変更してFSBは自動かも引き続き調査します。
　実際にスイッチを向こう側のままペン４入れて電源を投入しましたが起動しませんでした。しかし手前側に切り替えて電源を入れたら無事に起動しました！

　システムのプロパティで確認すると、ちゃんとPentium4の2.66MHzと認識しています。
　どうやら成功したようです。早速ベンチマークを取ってみました。

ベンチソフト上でもFSB（システムバスクロック）が切り替わっていますし、CPUの周波数も合ってます。マジで交換に成功したようです！
　んー・・・一種の賭でFR77のジャンクを買ってみましたが、CPUが認識されると、非常に嬉しいですね。

交換してみて
　セレロン1.7が割に快適だったので、特に速くなったなあとは感じませんでしたが、ソフトの立ち上げやページの切り替えなどはシャキッとした感じになっています。もっと重い作業を行えば実感するのでしょうけど、セレロン1.7は数日しか使っていないので、違いはわからないかも・・・。
　でも、CPUのベンチマーク差が1．5倍で、CPUクロック差の1．5倍と合ってるので良しとしましょう！
　問題の放熱についてですが、CPU温度を測ったところ最大52℃くらいです。このCPUはMAX70℃程度なので、少し余裕がありますね。

　すべてをはぎ取られ無惨な姿のFR77・・・ありがとう！（合掌）

その後
CPU交換から１０日経ちますが無事に動いています。以前使っていたR505に比べると全ての動きがなめらかで速いです。さすがPen4ですね〜
結局トータル５．５万円ほどかかってしまいましたが、改造する楽しみも味わえたし、非常に満足です。今後は余ったパーツをオークションに出し、資金を回収したいと思います。

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