NEC VersaPro CPU交換

 職場の支給ノートパソコンですが、CPUがCelelonなのでイマイチ使う気がしません。
そのため、いまだに私物パソコン(Pen4の3.0GHz+メモリ2GB)を使っていて、支給パソコンの方は一回しか電源入れてません〜(笑)

 んで、モノはNECのノートパソコン VersaPro PC-VY22MA-9です。
スペックは
CPUがCelelon900(2.2GHZ)
メモリーが2GB
HDDは120GB
光学ドライブがDVD-ROM(書き込みできない!)です。

 結局一番安くてしょぼいパソコンって訳です。(泣)
とりあえずOSがXPなのでまだ救いがあります。これがVistaや7だったら遅くて大変ですね。って事でまずはボトルネックのCPUを交換することにしました。
互換性のあるCPUを検索したところ、socktP(ソケットP)が対応することがわかりました。socketPは別名 478ピンMicro FCPGAとも呼ばれています。
標準のCelelon900は2.2GHzでコアが1個。キャッシュが1MB。ベースクロック(FSB)は800MHzで消費電力は35Wです。
 このスペックから考えて、SocketPのFSB 800MHz、35Wでなるべく高性能なものを選べば無理がないはずです。
候補は、Core 2 Duoのモバイル向けTシリーズ(FSB 800MHz)かPシリーズ(FSB 1066MHz)を選べばいいことになります。
実際、このノートの筐体にPシリーズのCPUも載ってますので、FSB 1066MHzでも行けそうですが、買ってから駄目だったってのも嫌なので、確実性のあるFSB 800MHzものにしました。
 具体的にはCore 2 DuoのT7700かT7500、T7300ということになります。
調べてみると
T7700は2.4GHzでキャッシュが4MB 新品24000円中古7000円前後。
T7500はCele900と同じ2.2GHzでキャッシュが4MB 中古7000円前後。
T7300は2.0GHzでキャッシュが4MB 中古4500円前後。
となり、あまり性能差がなさそうなので、T7300を買うことにしました。T7300は2.0MHzですが、コアが2個、キャッシュが4倍もあるので、Celelon900に比べてかなり性能がアップするはずです。

仕入れはヤフオクで、新品を4500円で落札。送料込みで4640円でした。


CPUが届いたので、早速交換です。VersaProはCPUへのアクセスが非常に楽です。裏側のこのネジを1個外し、ふたを開けるだけです。



はいヒートパイプが出ました。ネジを4個外します。



これでもうヒートパイプが浮き、CPUを取り外せます。ソケットのマイナスネジを反時計回りに180度回せばCPUが浮いてきます。
ヒートパイプのすき間から古いCPUを取りだし、新しいCPUを載せ、コア部分に電熱グリースを塗って、ネジを180度戻して装着完了。
ヒートパイプを乗せ、ネジを4個留めれば完成です。ふたを閉めて電源を入れてみましょう!

 電源を入れたら、新しいハードを自動でインストールしてくれました。一旦再起動すると認識してくれて本調子になりました。
この分だとPシリーズも自動でやってくれそうですね。安くなったらまたまた載せ替えしてみようか思います。

 テストしてみたところ劇的に速くなりました。
例えばデジイチのRAW現像ですがCelelon900の時は19秒95もかかったのに、T7300に交換しただけで、12秒06に短縮。
ちなみにデスクトップのNECのPen4 3.0GHzモデルは34秒もかかります。あ、意外にCeleron頑張ってるな(爆)

 ベンチマークも試しましたが、CPUの性能はほぼ倍ですね。いやあ。4500円でこんなにパワーアップするとは、満足満足!

 次回は光学ドライブの交換か、HDDをSSDにしたいです。
 頑張ります〜!

追記
光学ドライブを発注しましたが、間違えてIDE買っちゃいました。(泣)
このパソコンはS-ATAだったんです・・・・