レカロシートSR-3

 
 座り心地、ホールド感、スタイルとどれを取っても素晴らしいRECAROの導入記です。一部に危険な改造がありますが、自己責任って事でおながいします。(02年1月に運転席側、03年10月末に助手席もレカロ化しました。)

レカロについて

 世界的に有名なレカロシートはドイツの生まれです。カイパーレカロ社ってのが正式名称らしい。レースなどでも必ずと言っていいほどコクピットにはレカロシートが鎮座しています。鍬兎郎も何度か座ったことがありますが背骨にフィットするその感触は唯一無二です。さすが洋モノ。畳文化の日本と違ってイスを作ることにかけては100年以上の差があります。国産車もどうせ真似するならこういうところを真似すればいいのにと思ってしまう。特に腰痛の人はレカロシートに座ると治ると言います。人間工学に基づいた形状は定評あるところです。

購入動機

 世界最高のシート、レカロに座ってみたいと思うのは自動車を運転する者なら誰でもうなずけると思います。鍬兎郎も若い頃からそう思っていました。しかもそのデザインは機能美の極地と言えるほど説得力のあるモノです。しかし価格が高価なことと、更に高価なベースフレームやスライドレールを買わなければならないなど、チャンスはなかなか巡って来ませんでした。 昨年の秋にヤフオクで「たまたま」冷やかしにA4用のベースフレームとスライドレールに入札したところ7000円で落札してしまい、一気にレカロが現実味を帯びてきました。 今度は本体(シート)をと思いチャンスをうかがっておりました。しかし狙い目のSR−2は5万円を割ることもなく、かといってオークションで中古を買うのは・・・・誰が座ったかわからないものを買う気にはなれません。ここ何ヶ月かはレカロの事もすっかりあきらめかけていました。 でも、縁とは恐ろしいですね。たまたまスタッドレスを買いに行ったジェームスで作業待ちの間、正月特価のチラシを見ていたときに29800円のSR−2を見つけました。んー新品でこんな値段は見たことがありません。しかーし良くチラシを見るとレカロの特売は1/2限り。今日は1/4・・・残っている訳ありません!こんな事なら1/2に速攻来るんだった・・・。一応店員さん(高校の同級生で店長さん)に聞くとシートは売れ残っているとのこと。ダメ元で頼んでみるとなーんと!29800円でOKだって!ヤリー!太っ腹!
 こうして新品格安のレカロ君は鍬兎郎の元に来たのだった!


 これこれ。新品のレカロよーん!カラーはルマンカラー!

取り付け

 
 まずはシート本体にスライドレールを取り付けましょ。左右ありますので、片側ボルト3本で固定します。左右間違えないようにしましょうね。ちなみに運転席の場合は右にシートベルトのキャッチを装着するので、間違えないとは思いますが。  

 
 次にA4から純正シートを外します。外し方は難しくはないですが面倒だし、結構時間がかかります。車側のスライドレールの後端のストッパーを左右外します。

 


 同時にシートベルトのキャッチに向かっている配線のカプラーを外します。

 
 シートを最後端までスライドさせ、ストッパーを露出します。丸の中の小さな部品を外し、シートを更に後ろにスライドさせます。これでシートがはずれます。 カーペットに引っかかりますから注意して外しましょう。

 
 シートに付いているシートベルトのキャッチを外します。配線が3カ所タイラップで止めてあるのでニッパーで切ります。完全にシートが外れました。 ※注 純正シートは21kgあります。持ち上げるときに腰を痛めないようにしてください。(経験者は語る) 

 
 ベースフレームは純正シートと同じ様に取り付けます。後ろ側を車側のスライドレールに取り付けた後、前のストッパーにはめ込みます。ココまで出来ればあとは簡単です。本体をベースフレームに乗せボルト4本を留めるだけです。高さを調節したいときはこのときにやりましょう。前後の部分で上下方向3段階に調整できますから、座面の角度も(前下がりとか後ろ下がりとか)ある程度変えられます。

座り心地


 んもーとってもいいです。最高です。ホールド感、腰に対する攻撃性等どれをとっても言うことはありません。サポートも肩、脇、腿をしっかりホールド。激しい走りでも体をバッチリ支えてくれます。しかーし!太りすぎの鍬兎郎には腿のサポートが狭いです。これ以上太れません(泣)一般の人は大丈夫です。鍬兎郎ケツでかですから・・・。
 カラーも内装にマッチしているし、なんと言っても格好いいです。もう一生手放せないかもしれません。世界のレカロが3万円で手にはいるなんて、正月からラッキーです。
 ジェットセットの資料によるとこのモデルはSR-2 (Revision 3)のようです。定価16万円・・・。ホントか?


 これこれ!この穴から愛用のサベルトベルト(爆)を出したかったんですよ〜カッコイイっすよね〜わーいわーい!って子供か?

問題点
 唯一気になるところはベースフレームの出来です。シート自体に欠点はありません。すばらしいです。しかし、ブリンプ製のベースフレームは座面が上がってしまい、しっくりきません。(純正最低位置より約5cm上昇)スポーティーにしたいからレカロなのに、こんなに座面が上がったんじゃ意味ね〜って。トラックじゃあるまいし。せっかくシートは300点なのに、フレームが−200点では真価が発揮できません。たまにガタガタいうし・・・。はっきり言ってこのままではレカロが泣きます。しかも鍬兎郎座高市だし!頭がつっかえそう(泣)フレーム自体も鉄製で6kgあるし、夏までに純正フレームを見つけてきて低く装着できるように改造します。無い場合はワンオフの自作じゃあ〜ベンダーもあるし何とかなるでしょ! 

フレーム改造ローポジション化へ