RECAROシートその2

〜フレーム改造ローポジション化〜

 RECAROシートを買ったのは良いけど、シートの座面が上がってしまい、イマイチ感は否めません。この話は良く聞きます。RECAROは素晴らしいシートなのに関係のないところで評判を落としているようです。ほんの5cmも下げればいいんですから、自分で何とかすることにしました。
 ※注この改造をすると前後のスライドが出来なくなります。また、ヤワな材質を使うとシートが吹っ飛びます。強度の計算を忘れずにね!

ローポジションへの道

 ローポジション化するには色々な方法があると思いますが、お金もないことですし(爆)今回は自分で改造することにしました。モディファイとか偉そうに言っている人がいますが、お金を掛ければいいってモンじゃないっすよ〜やっぱね〜自分の手を汚して車をかわいがってやってこそ愛着が沸くってモンです。

ベースフレームの改造

 ベースフレームは頑丈に出来てますし、これを作り直すことはかなり難しいので、今回は改造して使うことにします。
 ベースフレームは前1点、後ろ2点でボディに留められています。後ろは改造しにくいので前の部分だけ改造します。ベースフレームに穴が開いていて、ボディ側からピンを挿入し留める形になっています。穴の位置を1cm下げてみます。また、下げて装着できるようにフレームの一部を切り取ります。

 
 赤丸に穴を開けます。さらに赤い部分を切り取ります。

 
 切り取りはハンドグラインダーが速いです。細かいところは金切り鋸で切断。装着するとこの通り1cm下がりました。

 
 スライドレールを抜くと3cm下がります。アルミのアングル材でスライドレールの替わりになるモノを作ります。長さ約40cm。両端を折り曲げベースに留める穴を開けます。

 
 アルミレールを装着したところです。高さは実質5mmぐらいですね。スライドレールは高さ約3cm。


 シートベルトキャッチも装着します。こんな感じできれいにできました。

車から降りたくない宣言!

 苦労してフレームを改造しましたが、前側で4cm、後ろで3cm下がった計算になります。座った感じはとってもGOOD!です。イメージ通りにローポジション化出来ました。アイポイントも純正シートの一番低い位置とほぼ同じになりました。もう大満足です!シートのフィット感、背筋がピンと伸びる座り心地、コーナリング時のホールド感など全て満足です。手持ちのイスの中でもちろんbPです!車から降りたくない気持ちはわかってもらえるでしょうか?
 これでやっとレカロの良さがわかってきました。意外なことですが、車の挙動がつかみやすくなりました。これはGや振動、揺れなどがはっきりわかるようになったためです。スポーティーな走りにはこちらの方が良いと思います。また、ホールドが良いため、不必要に身体の各部に力を加えなくても良い分楽ちんです。(爆)長距離の疲労感は更に減るでしょうね。速く遠乗りしたいです。

 もちろんアウディ純正シートは国産の車に比べられないほど優秀です。しかもTqの場合はスポーツシートになっていますし、ランバーサポート、ハイトコントロールなども装備されて言うことはありません。どちらがいいと言うことではなく、好みの問題だとおもいます。もし同じレカロを5万円で、フレームが2万円で手に入ったとすればシートを換えたでしょうか?答えはノーです。純正との差は7万円分もありません。それだけ純正シートの出来はいいと思います。
 今回はフレームを既に持っていたし、たまたまシートも安く買えたから交換してだけのことです。ブリンプのフレームじゃ〜みなさんには勧められません。

 
しかし!
 サーキット走行等、過酷なドライブでアルミのレールはお亡くなりに・・・・。アルミでは強度不足なので元のスライドレールに戻しました。ただし、リアの取り付けプレートのねじ穴を工夫し、2cmほど下がるようにねじを切り直しました。まあまあポジションが改善されました。


 車体のレールに挿入するプレート。穴の位置をずらして、フレーム取り付け位置を下げた。

助手席にもRECARO入れました。
 同じルマンカラーです。知り合いから中古で2万円で手に入れました〜フレームはヤフオクで3600円。
 今回は助手席と言うことでブリンプ製のフレームをそのまま使っています。別段不具合はないです。今度は前後のスライドも出来ますよん!座面の高さは23cm。(シート先端で計測)ちなみに純正は24cm。

 
 左の写真は運転席側からの眺め。左右揃っているのはイイ感じですね。右の写真は助手席側から。

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