キャリパー塗装
夏の間はbremboキャリパーを装着してる鍬兎郎号。しかし、冬はスタッドレスタイヤ+17インチホイールなので、キャリパーを純正に戻さないといけません。純正キャリパーは色気が無く、前から不満に思っていました。
S4純正キャリパーでも格好良くしたい、冬でも楽しみたい!って事でキャリパーを塗装することにしました。でも、ただ塗装するのはきれいにならないので、イマイチ。やるからには徹底的にやりたいと思いました。素人ですから設備やテクニックはありませんが、素人ゆえ採算度外視の時間だけはたっぷりあります。丁寧に仕上げることで、納得のいく仕上がりになればいいな。と言うことで、スタッドレスタイヤに装着前のこの時期に塗装をすることにしました。
S4純正キャリパーです。片押し2ピストンです。普通の1ピストン純正キャリパーよりアウト側が立派になってます。その分ホイールを選ぶのですが・・・・。
黒くなってるのは春にホイールに当たったので、エッジを削って錆止めの為に塗りました〜
今回キャリパーを塗装してる人のサイトを見て研究しましたが、きれいに塗装してる人がほとんどいないことに気が付きました。原因は鋳造したときの鋳肌のザラザラを磨かないでそのまま塗装してる事にあります。そこで、鍬兎郎は鋳肌のザラザラを徹底的に磨いてツルッとさせることにしました。時間がかかりますが、きれいに仕上げるために手は抜けません!
鍬兎郎号のこの部分の材質は鋳鉄です。かなり硬いので、電動工具が使える部分はどんどん使います。
ザラザラを均した後はワイヤーで磨きました。しかし、ツルツルにはなりませんでした。もっと徹底的に磨かねば!
改めてベルトサンダーで平面部分を磨きます。コレがあると便利ですよ〜普通はないけどね。(笑)
平面が出ました。しかしサイドの部分は鋳肌が残ってますね。棒ヤスリで表面を均します。ここからは手作業になるので、かなりしんどくなります。手が痛くなっても、疲れても、シコシコ磨き続けます。
お次は紙ヤスリで傷を取っていきます。塗装のコツは下地7割、塗り2割、磨き1割なんですよ。下地の作り方で、仕上がりが決まってしまいます。だから念入りに根気強く磨きます。100番、240番、600番と3段階で磨きました。
磨き完了。まあまあの出来。細かい傷が散見されますが、塗装すれば目立たなくなるでしょう。
プライマーサフェーサを吹きます。塗料の乗りを良くするのと、表面を均すのに必要です。このひと手間が大事ですよ。
塗料はこちら。どちちらも耐熱塗料ではなく、普通のラッカー系です。色はオレンジをチョイス。ちょっと派手かな?
サフェーサが乾いたら、色を塗っていきます。一度に厚く塗ると表面が皺になったり、乾くのに時間がかかるので、薄く何度も塗っていきます。乾いては塗り乾いては塗りがコツです。
塗装が終わったら数日放置して、充分乾燥させます。
お次はロゴの製作です。ロゴはアウディとかアウディスポーツとか色々迷いましたが、キャリパーのメーカーのLucasにしました。逆文字にして、カッティングシートの裏側に印刷します。
文字がずれないように、表に養生テープを貼り、他は切り抜きます。こんな時は抜き文字ステッカー製作機「ステカ」があると便利なのにね。でも、3万円もするので買えないよ。(泣)
幸いロゴが単純なので、切り抜くのにそんな二時間はかかりませんでした。ラッキー。
養生テープのままロゴを貼ります。しかし、養生テープを剥がすときに一緒にカッティングシートも剥がれてきて、難儀しました。もう少し粘着力の弱いテープの方が良いかもしんない。
養生テープを剥がしてロゴの完成です!サイドのLラインがオシャレ。
ロゴの保護のために、クリアを塗ります。ホントはウレタン二液式にしようか思ったんですが、2400円もするので却下!680円のラッカーにしました。(泣)
1晩経ってクリアが乾きました。頑張って3度塗りしました〜。
かなりピカピカのツヤツヤです〜もう大満足です!カッティングシートがシンナーで浮いちゃったのがイマイチですが、逆に考えるとロゴが立体的に見えて不幸中の幸い。(笑)
乾燥してもこの艶だとコンパウンドで磨き必要もないかも。
さて、あと1週間ほど乾燥させて、取り付けになります。雪が降る前に、キャリパーだけは装着しないと〜。
装着状態はその時までお待ち下さいね〜
2010.11.14追記
装着後忙しくて洗車も撮影も出来ませんでしたが、やっと撮影に行けました。
装着してみました。まあまあイイ感じですね。目立つっちゃあ目立ちますが・・・・。
全体図。ワンポイントにイイ感じですね。
やはり普通の片押しキャリパーに比べると断然良い感じですね。
そろそろスタッドレスタイヤに交換です。純正キャリパーも本領発揮かも。