サマータイヤに交換
北海道にも遅い春がやってきました。北海道人にとって春と言えば「タイヤ交換」コレしかないです。かっちょ悪いスタッドレスタイヤを脱ぎ、かっちょ良いサマータイヤに交換する事は春を実感するとともに、「さあ走るぞ!」と心構えも出来てきます。
今日はそんな春の風物詩の「サマータイヤに交換」をレポートします。
はい、交換前の鍬兎郎号です。スタッドレスタイヤがかっちょ悪いと言っても、そこはBBSのDTMを装備。あまり格好悪くはありません。しかし、いつまでもスタッドレスタイヤで走るのは危険ですので、この辺でサマータイヤに交換します。
まずは工具類を揃えます。ジャッキにインパクトレンチ、トルクレンチとカッパーグリス。
まずはフロントから。どっちからでも良いけど〜
4WDの場合は1速に入れて更にサイドブレーキをかけます。日立の電動インパクトレンチなので外すのは瞬殺!
外したら、ついでにブレーキパッドの残量、サスなどを点検しましょう。おっと!タイロッドエンドが・・・・(泣)
みなさんもタイヤ交換の時は点検しましょうね〜
タイヤ交換の注意点。その1。ホイールボルトは熱による固着を防ぐためにカッパーグリス(耐熱性、銅含有)を首とネジに薄く塗っておく。
※注意 油脂類は絶対にダメという人もいます。それぞれの責任で。
(鍬兎郎はボルトの締め付けトルクを厳密に管理するために締め付けた時の回転摩擦を減らすために塗っています。)
また、ホイールボルトは首がテーパーのタイプと球面のタイプがあるので注意。アウディ純正は球面が多いです。
注意点その2。タイヤの回転方向を守ること。これはローテーションと書いてある場合に方向を合わせます。タイヤの減りを見て前後交換しちゃうのもアリ。
注意点その3。ハブリングが必要なホイールは必ず入れましょう〜
さて、最後にトルクレンチで締め付けます。98〜120Nmぐらいで。
お次はリアを交換します。必ずサイドブレーキを効かせます。
交換終了!やっぱりサマータイヤは良いね!さあ走るぞ!と思ったけど、ちょっと待て!冬の間にタイヤが硬くなったり、表面が酸化してグリップが悪くなっている場合があります。必ずナラシをしましょうね。いきなり激走すると事故るかも。空気圧の点検は言うまでもないですね。
最後の点検をします。これはジャッキの保護樹脂が車体にくっついちゃった例。このまま走ると確実に無くします。
その後は外したタイヤをきれいに洗浄し、来期に備えます。
交換してみて
タイヤ交換自体は、慣れれば30分で交換可能です。しかし、今回は撮影、グリスアップ、などで1時間ほどかかりました。安全に関わる部分ですから早さより確実性が要求されます。
またジャッキはジャッキアップポイントが各車ごとに違いますので、マニュアルを見ながら確実に上げてくださいね。