AUDI R8用オイルフィラーキャップ改造

 R8オイルフィラーキャップを購入して喜んだのもつかの間、装着した姿がちょっと斜めになっていて、ガッカリした鍬兎郎。このまま終わっては32万人の読者の皆さんの期待に応える事は出来ませんし、かっちょわるい。職場では何でも直してくれるゴッドハンド(神の手)と呼ばれているプライドが許しません!ここは気に入るように改造あるのみ!と考えて、手を出してしまいました。完全に人柱だな。(笑)

 まずはどうやって分解するか悩みました。まあ、一体成形ではないようなので、必ず分解できると踏んで、取りかかりました。構造を想像してみます。


 分解前の断面の想像図。分解前は銀色の部分を取るとビスが出てきて、取っ手の部分と胴の部分が分離できると思った。


 キャップをよく見ると銀色の部分が外れそう。イラストのような構造と仮定して、銀の部分を外せば分解できると思って行動開始。とりあえず隙間をマイナスドライバーでコジってみる。これ壊したら4000円ってのが頭をよぎるが、思い切ってコジる。(泣)
 しかし銀の部分を外しても、何もなかった。どうなってんだこれ????(結局外す必要がないものを外して、銀の部分のツメが2個折れたし(号泣))


 意を決して、取っ手の部分と胴の部分の隙間にドライバーを差し込みコジる。(先にゴムパッキンを外してください)今にも壊れそうで・・・泣きながらコジる。(泣)するとあっけなくパッカーンと外れてきました。なんだ〜案外楽じゃん。


 全部分解してみました。上の部品はプラスチック。下の部品はゴムパッキンです。


 実際の構造。意外に単純でした

 
 取っ手の部分と胴の部分の実際の止め方は、ただはまってるだけでした〜
 ただ、胴の部分に突起があり、取っ手の部分の切り欠きが突起にはまる構造でした。この切り欠きを増やしてハメ直すだけで、装着角度を調節できる事がわかりました。やってみると単純でした。


 上の画像をよく見てください。エンジン側のオイルキャップがはまる部分は90°捻って止めるようになってますが、この部分がストッパーになってます。つまり、まっすぐ着けたい場合は、キャップの持ち手と下のバネ部分を平行か直角にすればいいのです。切り欠きもそれに合わせて、4個作り直す事でOKです。


 また、都合の良い事に、切り欠きを作る目印がちゃんとあるんです。上の部分のフチをよく見てください。一部盛り上がってる部分がありますね。これがちょうど90°間隔で4個あります。これを潰すつもりでノコで切っていけばよろしい。ノコで切った部分は幅が狭いので、カッターナイフで丁寧に広げてやります。


 今回はオイルジョッキの絵が前から見たときに正対するように、調整します。キャップの持ち手と下のバネを直角になるようにはめ込めば完成。原理がわかると簡単ですね。
 なお、横置きエンジンは平行になるようにすると良いでしょう。この場合も切り欠きは先ほどの場所で対応できます。


 改造前・・・・・かっこわりー!曲がってて頭悪そう↓(泣)


 改造後・・・・・おおーなまらカッコイイじゃん!IQ高いじゃん↑(喜)

改造が終わって
 やはりまっすぐに装着されてるのは気持ちが良いですね。他車のパーツを流用するのは簡単ですが、手直しが必要な場合もあり、ノウハウは必要ですね〜
 装着するときの調整のコツは、自分のエンジンのオイル入り口を観察して、ストッパーがどの角度にあるかを正しく把握する事に尽きます。
 また、バラす時にプラスチック部品を割らないように注意する事が大事です。かなりプレッシャーがかかりますが、気にせずトライだ。
 今後部品のロッドが変わると、目印が使えないかもしれません。必ず自分で角度を確かめて実行してください。
 さあ皆さんもやってみましょう!レッツビギン!

 ※注 なお、この作業を敢行してキャップを壊しても当方は一切責任は持ちません。自分の不器用さを呪ってください〜(爆)

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