09車検いざ検査へ

 いよいよ検査に行きます。ここまでの手順をおさらいします。

1、必要書類をそろえる
ア)検査申請書(OCRシート第3号様式又は専用第3号様式)・・・・陸運協会で買う
イ)自動車検査票(右欄に手数料の自動車検査登録印紙及び自動車審査証紙を貼付)・・・陸運協会で買う
 ・検査にかかる手数料
  小型・・・・・・・・合計1700円(印紙400円、証紙1300円)
  普通、大型特殊・・・合計1800円(印紙400円、証紙1400円)
ウ)自動車検査証(車に搭載)
エ)点検整備記録簿(自分で記録・捺印)・・・・ダウンロードして入手、走行距離も必要です。
オ)自動車重量税納付書(重量税印紙を貼付して納付)・・・・・・陸運協会で印紙を買う
カ)自動車税納税証明書(5月ぐらいまでは昨年のものでOK)
キ)自動車損害賠償責任保険(共済)証明書(※1前回の物も一緒に持っていく)・・・・・・陸運協会でも加入できる

 とりあえず、ウ)、エ)、カ)を用意して陸運協会に出せばあとは必要書類をそろえてもらえます。お金持っていけば大丈夫です。
 自賠責保険は任意保険と同じ会社で加入すると事故の時の処理がスムーズ。

2、点検整備
 次に点検整備をします。点検項目は点検記録簿に沿ってやれば大丈夫です。油脂類の漏れやボルト類のゆるみを確認する程度でOKです。以下に重要なポイントを書いておきますので、参考にしてください。
○車体番号・・・・車体番号の位置の確認、エンジン番号の位置の確認をしましょう。検査の時は検査官に対し「ここです」と指示するとスムーズにいきます。なお、車体番号が見にくい場合はチョークなどを擦り込んでナンバーが読みやすい様にしておきましょう。
○ベルト類・・・・異音、遊びを点検します。
○パワステ・・・・異音、ベルト類のゆるみを点検、フルードの漏れを目視する。
○点火装置・・・・点火時期は今の車はCPU制御なので狂いません。プラグの清掃だけでOK。デスビキャップは無いので/を記入。
○バッテリー・・・液量とターミナルのゆるみ、腐食を点検。粉が吹いてるときは少量の水をかけて洗い流す。
○エアクリーナー・・・・必ず点検して汚れていたら交換しましょう。最近のモノは使い捨てなので清掃は×。
○メターリング・バルブ・・・・・ヘッドに着いてるワンウエイバルブです。異常がある場合は交換です。
○ブローバイ・・・・・エンジン内に発生するガスです。大気解放は厳禁なので、必ず吸気側に戻しましょう。
○燃料蒸発ガス系・・・・ここが詰まると燃料が送られなくなる場合もあります。しかし、チャコールキャニスターを含め、素人に点検は難しいです。
○排気ガス再循環装置・・・・これは装着されてないので/です。
○各ペダル類の点検・・・・踏みしろや、踏み応え、がたを調べます。
○ブレーキ・・・・踏み応え、フルードの漏れ、パッドとローターの摩耗を確認します。パッドの残量はmm単位で記入しておくこと。
○ドライブシャフト・・・・ブーツの破れは要注意。
○灯火類・・・・・ヘッドライト上下、ウインカー、フォグ、リアフォグ、バックライト、ナンバー灯、ワイパー、ウオッシャー、クラクションなどを点検します。
○ホイール・・・・点検しやすいようにカバー、センターキャップを外しておく、ホイールのJWLマークも見られます。
○シートベルト警告灯・・・・・これも最近厳しいです。場所を覚えておきましょう。

 その他としては、アウディの場合アンダーカバーは外しておきます。ホイールのカバーも外しておきます。ハンマーでホイールボルトをたたかれるので、ボルトカバーも外しておきます。ホイールは純正ノーマルに戻しておきましょう。はみ出しは厳しいです。

3、当日の手順
ア)2〜3日前に車検の予約をする。時間帯で1ラウンドから4ラウンドに分かれています。落ちたときのために朝イチの1ラウンドを予約します。

イ)車検場に行く前に下回りを洗浄します。コイン洗車場で下回り、サスアームなどを洗浄します。オイルにじみな部分があったら念入りにします。



ウ)書類を持って検査場の隣の陸運協会に行く。そこで必要な書類や印紙を買う。




エ)陸運局の事務所に書類一式を提出します。予約番号を忘れずに!




オ)いよいよ検査場へ。まずは車体番号とエンジン型式を調べられます。その後、灯火類を点検されます。OKが出たら検査レーンに入ります。
 鍬兎郎号は4WDなので対応しているレーンに並びます。駆動方式を選択するボタンがあるので、FF、FR、4WDを選びます。函館の1レーンは自動なので、そのまま進入。


@サイドスリップ・・・・まっすぐ入ってアイドリングで抜けます。ハンドルを切ったりブレーキは踏まない。
Aスピードメーター・・・・・40km/hになったらパッシングします。ボタンを押すレーンもあります。ESPは切っておきます。
B光軸・・・・・・ライトを上目にし、下目にカバーを掛けて計測。落ちたときは狂ってる方向が出るので聞いておきます。パネルに表示される場合もあります。
Cブレーキ・・・・ニュートラルにして表示板の指示通り踏みます。サイドブレーキも一緒に計測します。ブレーキが効かなかったり、引きずっていたらアウト!
D排気ガス・・・・HCとCOを計測します。測定器を排気管に差し込んで計測。その間記録紙に検査結果をマークします。
E下回り検査・・・・・指定の位置に止め、ハンドルを振ります。その後ブレーキをかけ、車体をグワングワン揺すられます。(爆)エンジンを止め下回りの点検で終了。
F終了・・・・記録紙に記録して、検査官に書類一式を渡します。OK印をもらって終了!
 ※検査レーンはこんな感じです。

 書類一式を陸運事務所に持っていき、新しい車検証とステッカーをもらえば終了。ご苦労様でした。


 一発合格!わーいわーい!


 新しい車検証と飛鳥

4、終了してみて
 何とか当日は一発合格でした。いつも光軸で落ちるのですが、今回は大丈夫でした。下回りも特に問題なく、まだまだ行けそうな鍬兎郎号です。また2年お世話になります。


 謎のタイヤ交換

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