タイミングベルトの交換

 2002年初年度登録の鍬兎郎号も今年で12年目になります。走行距離は7万キロ、ここで心配なのがタイミングベルトですね、普通10万キロで交換なんていわれてますが、欧州車の場合10万キロといわれれば6万キロぐらいで交換がお約束です。ましてや発熱の多いV6ツインターボ。ベルトが熱でやられているかもしれません。走行中に切れたらエンジンオーバーホールあるいはエンジン交換になります。ビンボーな鍬兎郎、それは避けたいものです。

 って事で交換することにしましたが、少しでも安くしたいのが人情。V6の場合30万円なんて声も聞かれますし、情報を集めて安く済む方法を検討しました。
 色々ネットを徘徊して情報を集めましたが、やはりパーツを輸入して安く済ませるのが一番な感じです。アメリカのFCPというところでこの手のパーツが安くかえるのを発見。内容を検討しました。

 S4のV6の場合、タイミングベルトのほかに一緒に交換できるパーツはやっちゃった方が工賃が一回で済むそうで、ほかの交換パーツも検討しました。幸いFCPはその辺のパーツが一式セットになってるものもありました。
タイミングベルト、テンショナー類、ウオーターポンプ、ファンベルト、ヘッドカバーのパッキン、クランクシャフトエンドシール、カムシャフトのシールなども同梱です。これで300ドルですから驚き。更にタイミングベルトがレース用の高耐久性なものも選べます。
 色々考えた結果、レーシングタイベルセットにしました。これで320ドル。いよいよ発注です。しかし・・・・・

 肝心なのは、パーツ持込でやってくれるお店を探すことです。これがなかなか無いのよね。そこで、以前から知り合いのガレージグルービィさんに相談。何とか引き受けてもらえました。
 ただし、安く済ませるのにはリスクもあります。それはパーツの保証が無いことです。もし、交換してすぐにタイベルが切れた場合、Dなら保障してもらえますが、持ち込みはすべて自己責任になります。この辺は微妙ですね。15万円ケチってエンジンオーバーホール100万円自腹なんてことになったら大変です。この辺をどう考えるかです。鍬兎郎的にはあまりお勧めできないですね。じゃあなんでやるかというと、ただ単にチャレンジャーなだけです(笑)
 普通に交換するよりも面白そうなほうに惹かれてしまう・・・・自分の性です(笑)



 インターネットでパーツを発注し、2週間ほどで到着しました。検品したところ過不足なく入っています。USAもなかなか信頼度が増してきましたね。発注したパーツは、タイベルセットの他に、フロントの足回りのリンクのセット500ドル。これはマイレ製です。もっと安いのもあったのですが、信頼性を考慮するとマイレ一択。
 純正キャリパー用のパッドセット。100ドル。これは日本のアケボノ製です。
 ガソリンフィルター、ポーレンフィルターも買いました。そのうち自分で交換します。




 パーツ一式を鍬兎郎号に積んでお店に入庫。後は作業終了を待つだけです。

 2週間後、交換が終了しました。やはり縦置きエンジンのため、作業がやりづらかったようです。また、更に追加の交換パーツ(サーモスタットカバーなど)も出て、工賃と追加パーツ代で総額12万円でした。工賃のみだと8万円ぐらいです。持ち込みパーツも含めると16万円ぐらいかな?

 交換後の鍬兎郎号ですが、特に何もありません。気分的にはスッキリした感じですが。速くなったとかは無いです。まあ、当たり前ですが。でも、これであと6万キロはエンジン周りの心配はなしですね。特に追加交換したサーモスタットのカバーは交換前は樹脂製でした。コレがよく割れるそうで、新しく来たパーツはアルミ製になっていました。対策されてたんですね。そりゃそうです。冷却水が通る部品が樹脂製なんて、あり得ない。アルミ製になって安心感も高まろうというモノです。

 で、来年はいよいよ足回りです。リンク類は手に入ったので、あとはショックアブソーバーですね。これはビルシュタインのノーマルストロークのものを考えています。OHも出来るし、ビルはよさそうです。また、一緒にクラッチも交換したいところ。最近ちょっとヤバイ感じです。やはりV6ツインターボの高トルクにクラッチも音を上げてるようです。 
 リアサスのアームも交換したいですが、ちょっと高価です。左右で6万円ぐらい。ブッシュ交換できるといいんですが。これは中古アームを仕入れて自分でオーバーホールしてみようかなんて思ってます。

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