スペイン旅行記その1

 念願のスペイン旅行に行ってきました。何が念願かというと、ガウディの作品群が見たかったからです。やはりガウディを見るまでは死ねません!って事で格安旅行を計画しました。パックのツアーは自由がないので、半パックにしました。航空券とホテルを押さえてもらって、あとは自由って感じのパックです。添乗員もいませんが、別に不自由はありませんでした。ただし、空港からホテルへの送迎、現地でのサポートはありました。

1日目(7月28日)成田
 7月28日AM10時15分いよいよ出発です。成田発のKLM機は翼の付け根の席で、エンジン音が結構うるさかったです(泣)そのためと旅の興奮もあって、あまり眠れなかった・・・。
 離陸して暫くしてウエルカムドリンク。ビールをオーダーするとハイネケンの250ml缶が出てきた。軽い飲み口で美味しい。これから旅行が始まるかと思うと不安で一杯です。だってクビ締め強盗やスリが出ると聞いてたので・・・。どうか無事でありますように・・・。

 
 ビールで良い気持ちになり、しばしうとうとしていたら、食事が運ばれて来ましたよ。チキンのパスタか豚丼が選択できます。あたしは豚、連れはチキンのパスタ。共に白ワインを頂きました。美味しい〜!少し酔っぱらっちゃいました〜

 さて満腹になったところで、本格的に映画鑑賞です。テレビの画面は小さいけど日本語吹き替えもあり、楽しめました。
 一つ目はジョン・トラボルタ主演の「BeCool」。食事中だったのでイマイチ集中出来なかったけど、軽いノリで楽しめました。ユアサマーンも出てきましたよ。
 ウィル・スミス主演の「最後の恋のはじめ方」は非常に面白かった。主人公は恋のアドバイザー、他人の恋は応援できても自分の恋はイマイチって役。相手役のエヴァ・メンデスはワイルドスピード2から気になっている女優さんカワイイ!!恋って良いですね〜
 「笑の大学」は良かったですよ。これは劇場でも見たけど・・・2回目だけど・・・やっぱり泣かされた。役所さんうまいですね。
 「ミリオンダラーベイビー」はまあまあでした。けど、重いテーマの割に、あっさり終わりました。結末が綺麗すぎる・・。

 
 間食でカップヌードルが出ました。結構美味しかったです。最後にグラタンとサラダとワイン。食べ過ぎかしら・・・。
 機内ではかなり退屈かと思ったけど、ワイン飲んだり、映画見たり、食事したり、ポケット・ゲームしたりで案外早く過ぎて行きました。眠れる人ならあっという間だと思いますよ〜。


 日本を飛び立ち11時間後・・・ナンとかオランダのアムステルダムはスキポール空港に着きました。上空からみると畑やビニールハウスがビッシリ!オランダは緑豊かな農業の国なんだなあと思いました。日本との時差が−7時間。時計を合わせます。
 さて、マドリード行きの飛行機に乗り換えになりますが、降りた場所とマドリード行きの乗り場では、空港ビルの端と端・・・・そこを歩かなければなりません。なまら2キロは歩いた気がします。(泣)所々オートウォークがありましたが、焼け石に水って感じです。
 途中入国検査がありました。いくつか質問されるらしいのですが、後輩から聞いていたのは・・・
検査官「何しに来たの?」
鍬兎郎「サイトシーイング!」程度でいいとのこと。しかし?!
実際は・・・・
検査官「drftgyふじこl;p@?」・・・聞き取れなくて
鍬兎郎「はぁ?」
検査官「Where do you go?(怒)
鍬兎郎「あ、す、すぺいんっす!」馬鹿ですね〜
 んで、マドリード行きの飛行機に無事乗り込みました〜航空会社はふたたびKLMでした。


 イベリア半島に入ると、大地の色が一変。黄色と茶色と濃い緑って感じです。んー砂漠?15時間のフライトの末やっとマドリードに到着!長かった・・・。
 飛行機から降りると結構暑い。でも我慢出来ない程じゃない。約30℃ぐらいだが、空気が乾燥してるので過ごしやすい。聞けば先日まで40℃だったそうで、滞在中はずっとこんなかんじ。雨にも遭わず良かったですよ〜
 ホテルに到着したのは現地時間の午後8時。ホテルは新しくきれいでした。非常に快適に過ごせましたよ。機内であまり眠れなかったので到着したとたんにバタンキュー。活動は明日からだ!

2日目(7月29日)マドリード

 さてさて、本格的に活動開始!
 市内観光はグルッと一周して、プラド美術館に行きました。ここにはベラスケス、エルグレコ、ゴヤなどの作品が展示されています。
 ベラスケスは「ラス・メニーナス」が有名ですね。だまし絵的な構図が凄いですね。ピカソもこのモチーフを使って何枚も書いてます。必見ですよ。
 ゴヤの「裸のマヤ」も見ましたよ〜非常に繊細なタッチで、しかも立体的でなまら良かったです。その隣に「着衣のマヤ」も展示されていましたが、こちらの方は若干粗いタッチで描かれています。聞くところによるとこの絵の最初の持ち主は、この二枚を背中合わせにして、普段は「着衣のマヤ」を表に。男友達が来たときにひっくり返して楽しんでいたとか。こんなに凄い作品なのにエロ写真と同じ扱いしていたとは・・・・今も昔もアホはいるもんですね〜

 プラド美術館を堪能したあとは、お昼になったので、その辺の店に入ってみることに。


 生ハムが美味しそうだったのでハム専門店に入ってみました。ハム=ハモンです。店内にはハムに加工された豚の足がずらーっと並んでます。この足から直接ハムを切って器に盛って出してくれます。
 ここまで来たからには最高級のハモン・イベリコを注文せねば!この頃になると度胸も据わってきて、英語とスペイン語をごちゃ混ぜにして身振り手振りで話しかけ、道を聞いたり、値段を聞いたり、注文を出すなど結構面白かったです。でも、一般のスペインの方には英語は通じません。スペイン語をマスターしないと、コミュニケーションはとれませんよん!
 肝心のハモン・イベリコのお味は、熟成された濃厚な風味がすばらしく、少し塩分が多いですが、美味しかったですよ〜ビールによく合います!昼間っからビールかっ喰らっちゃいました(爆)
 写真は最初昼間っから酒は飲めないと、オレンジジュースで済ますつもりが、誘惑に負けてビールを注文する寸前の鍬兎郎乃図。

 一旦ホテルに戻り休息後、夕方から活動再開。
 ホテルの人に探してもらってアウディのディーラーに行ってみました。街中では一軒も見かけなかったので、不思議に思っていましたが、郊外にありました。タクシーで約12ユーロほど走り、何とか到着。しかしここでは英語が全く通じない・・・かなり粘ったが、結局お目当てのキーホルダーも買えず。(泣)スゴスゴ退散しました(泣)
 その後繁華街をショッピング。各店の値段を比べたりして冷やかして歩きました。スペインは革製品が有名です。特にLOEWE(ロエヴェ)の製品はいいですねえ。連れもハンドバッグを3割引で買いました。


 今夜のディナーはパエリアです!スペインに来たからにはパエリアを食べねば!種類がいっぱいあったので、どれにしようか色々迷ったけど、奮発してロブスターのパエリア(50ユーロ)を注文。ロブスターの味が米にしみて、なまら美味しかったです。しかし、ちと塩辛かったです。高血圧の鍬兎郎には辛かったです・・・。(写真手前の赤いのはロブスターのハサミ。でか!)

3日目(7月30日)
 
 この日の午前中は王宮を訪ねてみました。広い敷地に大きな建物、大都市なのに歴史ある建物が残っているのは見事です。王宮は今は王様いないそうです。

 
 内部も素晴らしかったですよ。豪華絢爛です!王宮からはマドリードの町並みも一望でき、とても良いところでした。ウチのスペインの別荘にしたいです・・・(無理)

 次は国立ソフィア王妃芸術センター(美術館)へ。いよいよ(いよいよばっかりで申し訳ない)ピカソの大作「ゲルニカ」を見に行きます。スペインに来たからには「ゲルニカ」見なきゃウソでしょ?って事でタクシーを飛ばして行きました。
 国立ソフィア王妃芸術センターは規模、展示数でも世界有数だとか。見て歩くのも大変でしたよ!ミロやダリの作品も興味深いが、やはり「ゲルニカ」でかいです。タテ5m×ヨコ10m(目測)ぐらいありました。どうやって書いたのか不思議なくらいでかい・・・。しかも絵の中の人や家畜の苦しみや悲しみが胸に迫ってきます。人はどうして殺し合うのでしょうか・・・・。
 興味深いのは「ゲルニカ」の製作過程が脇に展示されていたこと。下絵からどんどん構図が変わっていき、最終的に完成するまでが写真に残されていました。天才ピカソの製作過程が見れたことは非常に勉強になりました。

 
 国立ソフィア王妃芸術センターを出たあとはアトーチャ駅に行ってみました。なんと中は植物園になっています。列車を待つ時間みなさんがくつろいでいました。

 
 午後からはバスに乗ってセゴビアに遠征。まずは古代ローマ人が建造したと言われる水道橋を見学。まじででかいです。解説によると「1世紀後半.ローマ時代に建設され、今から70年前、水道管が敷かれるまで使われていました。最高28.5m、2万個の花崗岩を積み重ねるだけで構築されています。」とのこと。この地方は地震がないために今まで残っているそうです。凄い!

 
 ホントに石を積み重ねてるだけです。日本だったらすぐに地震で崩れてしまいそう・・・近所の家も大丈夫か?!今から2000年も前にこんな大きなモノを作るなんて、ローマ人凄いぞ!

 
 セゴビアのもう一つの見どころは(他にもあるんだけど)アルカサルです。これはでずにーの白雪姫のお城のモデルにもなったという伝説の白です。丘の上に建っている城ですが、裏側に回って下から見上げるのも美しく見えますよ。左正面入り口、右裏面。
 ココにはバスが入れないので、水道橋から約1時間ほどアルカサレました。(泣)でも、途中の町並みもきれいでナカナカ良かったですよ。

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