スペイン旅行記その2

4日目(7月31日)バルセロナ

 マドリードからイベリア航空機でバルセロナに到着しました。街の中心にはサグラダファミリアがそびえる、山あり海あり世界遺産ありの素晴らしい街です〜(モンジュイック山よりの眺望) 


 ホテルに到着したのは午後4時。マドの景色を見るとかすかにサグラダファミリアが見えます。こうなったらもう我慢できません!サグラダファミリアに急行だ〜桜田淳子いるかなあ?


 とはいうものの、お疲れ気味なので、少し休んでから出発。メトロ(地下鉄)に乗って行きます。ホテルはPoblenou地区なのでL4線のPoblenou駅から乗りVerdaguer駅まで行きます。ホントはサグラダファミリア駅が一番近いんだけど、乗り換えなくちゃならないので・・・。T-10(10回回数券)を買ってGO!

 
 Verdaguer駅を降りて空を見回してもサグラダ見えません!誰かいないか探すと、そこにバーがあり、道路っぷちにテーブルと椅子が出してあって、昼間なのにみんなで飲んでます。アル中ぎみのおじさんにサグラダどこだーって聞くと、「向こうだ!」と反対側を指さします。「ありがとう!アル中のおじさん!」
 10分ほど歩くと・・・・キタ━━━(・∀・)━━━!!!!
 見えてきましたで〜天下のサグラダファミリアが!!!!この日を待っていた!「でか!」「高!」が第一印象。人も多くなってきました。

 
 いよいよ中に入ります。まずは柱の大きさを・・・こんなに太いっす。 入場料は8ユーロ。鍬兎郎の入場料も建設費に入ります。素晴らしい!受難の門からレッツゴー!

 
 中に入るといきなり足場が組んであります。まだ建設中なんだ〜って事が思い知らされる一瞬。完成しているステンドグラスが綺麗ですよ〜

 
 受難の門から中に入り、裏に抜けます。するとそこは生誕の門。ガウディ自身がかかわっています。非常に凝ってます。この凝り方は異常だ!これでもかってぐらいに装飾されている・・・。こんな事してないでサッサと作ってしまえば早くできたのに・・・。。(爆)
 それに較べてあっさりしてるのが左の受難の門。こちらのが時代が新しい。彫刻も少なく、彫刻自体がカクカクしています。バランスが取れてないかも・・。

 
 まずは徒歩で誕生の門側(東側)の塔に登ってみます。塔は二重構造で壁の中に螺旋階段が仕込んであります。我々はこの螺旋階段を黙々と登って行くのです。なんで壁に穴が空いているかというと、この中に鐘を納め、街中に響かせる予定だからだそうです。14本の塔があるから1オクターブ出せるとか、鐘で演奏できますな。壁の穴は下向きに角度がついています。全部計算尽くです!

 
 階段の内部にはこんな落書きが上から下までビッシリ。世界遺産ですよ!教会ですよ!いいんですかねぇ。ご丁寧にオマ◎コまで書いてあるじゃん・・・許せない!(怒)幸いなことに日本語の落書きは見ませんでした。いいぞ!日本人!
 途中のベランダ状になった部分には吸い殻とパンフ、ペットボトルが捨ててありました。罰当たりが!

 
 途中で隣の塔に移動できます。(赤い矢印の部分)この塔は12使徒を表し、12本建つ予定だそうです。高さは100m少々。その他にマリア様の塔とイエス様の塔の計14本建つ予定(18本って話もある)・・・・。しかも一番高いのが300m?って話だけどホントに出来るのか?

 
 上から見ても工事中。あー大変かも。まだまだかかるよ。現地のガイドさんによるとあと20年だそうです。コンクリートを使うようになったのと、寄付が多くなったので前よりは早くできるそうです。以前は100年とか200年とか完成しないとか言われていたのにね。

 
 ついに頂上まで登り切る乃図。かなりふらふらです・・・。最高地点が地上から90mとは・・・よく登ったモノだ。お疲れ様・・・。

 
 なまら高いよ!この塔。疲れちゃったよ。でも、気分は最高!

 さて次はエレベーターのある受難の門側の塔を登るのだ〜エレベーターの代金2ユーロ。結構混んでいて約15分ぐらい待った。待っているウチに声を出してスペイン語の練習をしていたら、フランス系のカワイイ女の子に笑われました。
 エレベーターに乗ると一瞬で着きますね。階段で登った方が高さを実感できてよろしいかと。上には酔っぱらったおっさんが沢山にて、エレベーターのおねいさんも困ってました。どこにでも変な奴はいますね。ちなみに料金の2ユーロはエレベーターのおねいさんに払います。するとレシートをくれますよん。エレベーターを降りると若干階段を登っててっぺんに。今度は西側が見えますよ。タダそれだけでした(泣)
 さして感動もなく地上に降りてみると、7時40分!おみやげを買って、地下の博物館を見たところでタイムアウト!あっというまの2時間半でした。このあと闘牛を見に行く予定が、予定時間を大幅に過ぎたので、断念しました。

5日目(8月1日)
 

 今日は市内に点在するガウディの作品を一気に見ちゃおうという魂胆です。まずはグエル公園から。公園の全景はこんな感じです。
 真ん中に広場、その下に柱のある空間、右の方にガウディ邸です。

 
 入り口には2軒の家が、右側がおみやげ屋さん。お菓子の家みたいにファンタジックだ!
 振り返ると入り口の階段。真ん中に有名なトカゲが鎮座しています。口から謎の液体が出ています・・・二日酔いか?(爆)貼ってあるタイルはリサイクル品。素晴らしい。

 
 階段を登ると柱が一杯の多目的ホール。当日はバヨリン弾いてました。いい音が響きます。音響も考えてあるのね!
 その上が広場になっていて、広場の周りにベンチがあります。ベンチはうねうねしてるので、並んで座ってもお互いの顔が見れて便利。案外実用的です。座ってみると腰のあたりのサポートがgood!レカロかグエル公園ベンチかってぐらいとても座りやすいです。貼ってあるタイルはやっぱりリサイクル。
 ※なぜガニ股なのかというと、歩きすぎてマタズレが・・・じゃなく、油断しているとバッグを持って行かれるからなんですね。常に用心せねば。


 ガウディ邸です。今はガウディ博物館になってます。
 グエル公園・・・実は住宅地として建設されたんですが、中心地から遠く交通が不便なため売れなかったんです。建ったのはグエルさんの別荘、ガウディの家、お医者さんの家の三軒だけだったとか・・・。商売としては完全な失敗です。でも、今は公園として「世界遺産」ですから、何が幸いするかわかりませんね。

 さて次はお目当てのパーツ屋に行ってみましょう。メトロHOSPITAL CLINIC駅のそばにMALCOと言う店があるらしい。近所の薬屋さんで場所を聞くとあっさりわかりました。
 早速行ってみるとかなり大きな倉庫がある!コレは期待できますよ〜
 んで、隣の事務所に行ってみると、男の方が二人いて、どちらも電話中。なんだか通販専門の感じです・・・。電話が終わったようなので、聞いてみると・・・・なんとサスとマフラーなどエンジニアリング専門らしい。ドレスアップパーツは置いてないとのこと・・・残念。
 やっぱスペインってモディファイには無縁の国なのかと打ちひしがれ退散しました・・・。


 がっかりなので、とりあえず昼食。その辺のバーに入ってビールを飲みながら訳のわからないものを注文する。店員がお勧めだよ!っていうのをまずそうだったので注文しなかったら「はぁ?」って顔されたので、注文することに。白身魚のフリッター甘酢あんかけって感じで美味しかったけど(爆)

 
 お次はカザ・ミラへ。これは集合住宅ですね。


 玄関も凝ってます。鋳鉄っぽい作り。

 
 すべてが優しく、こんなとこに住みたいなあって感じのアパートです。

 
 屋上はこんなんです。棋士の兜みたいのは煙突!カッコイイ〜目玉の部分から煙が出てくるのかな?み、見たい!

 
 次はカサ・バトリョです。ガウディが改修を手がけた物件。

 
 建物は竜退治伝説を表現したモノだそうです。屋根は竜の鱗を、隣の十字架は竜を倒した槍、ベランダは竜に犠牲になった騎士の骸骨をそれぞれ表しています。

 
 内部も一枚板が加工して使われてます。こんなうねうねしていても、ちゃんと閉まるんですよ。しかもピッタリと・・・金かかってます!(爆)触ってみると気のぬくもりと硬さが感じられ安心感があります。各部屋のドアまできちんと彫刻されてます。

 
 内装も凝っていてカッコイイ〜

 
 屋上にはやはり変わった煙突が・・・。壁にリサイクルの装飾が施されています。

 
 竜の背を貫く槍を裏側から。てっぺんに十字架があるのは(見えないけど)住む人を守護するため。
 右は裏側の図。案外普通だな(爆)

 
 グエル邸は工事中で中を見れず・・・残念。

6日目(8月2日)
 
 今日は動ける最終日。かなり足もパンパンですが、頑張るぞ〜まずは朝の散歩で地中海へ。砂はベージュ色の大粒です。砂鉄が混じって黒っぽい函館近辺とは色が違いますね。泳いでる人がいます。中には全裸でお宝丸出しな人もいましたよ。いい仕事してますね〜とは言いませんでした。

 
 まずはコロンブス記念塔へ。街路樹も椰子の木とは、地中海は南国ですなあ〜
 塔のてっぺんに立ってるのがコロンブス。よい子は真似しちゃいけませんよ。

 
 続いて時間が余ったので水族館に行くことに。
 左は行く途中の海にいた訳のわからない魚。ソフトクリームのコーンを口から吐いておびき寄せてみました。男の子がビックリしてました。(爆)右は徒歩専用の橋。結構揺れて怖かったですよ。

 
 水族館には特にコレと言った魚はいなかったけど水槽は大きかったですよ。左は自動歩道で余裕の鍬兎郎。右は潜水艦の内部。
 水族館では警備員さんに怒られました。途中疲れてベンチに座ってたんだけど、その時靴を脱いでいたのね。そしたら警備員さんが「drftgyふじこl;p@?」
 鍬兎郎「はぁ?」どうやら「靴を履けこの常識知らず!」って言っている模様。あわてて靴を履きました。あー怖かった!
 水族館を出たら急に腹が減ってきました。連れが「蟹の塩ゆで」 が食べたいというので、近所のバーへ・・・しかしメニューにはなかった。仕方がないのでマックでハンバーガーを食べました。うーん・・・。

 午後からはピカソ美術館に行ってみました。ピカソの若い頃の作品が沢山見れました。面白かったのは、マドリードのプラド美術館で見たベラスケスの「ラス・メニーナス」をモチーフにした作品を何枚も書いていることです。それだけ「ラス・メニーナス」が凄い作品だったんですね。マドリードで見てきて良かったです!

 
 バルセロナの街にはピカソの絵が書かれたビルもあるんですね〜ここはカテドラルの斜め裏になります。メトロのジャウマ1世駅下車。

 見たいモノもほぼ見尽くして、ついにスペイン最後の夜です。今夜はホテル近所のバーで晩ご飯を食べることにしました。
 フライドポテト、煮物、酢の物?、イカフライなどまあまあなお味でした。ビールを飲みながら名残を惜しみました。
 明日の朝は早いので、ホテルに帰ってから荷造りをしました。朝起きてからじゃ間に合いませんね。スペインの思い出をスーツケースに詰め、眠りにつきました。

7日目(8月3日)
 朝ご飯を食べ、バルセロナ空港に出発です。お出迎えはベンツのE。最後の最後です。ちょっと淋しいな・・・。
 空港に着くとKLMのカウンターは長蛇の列。あれ?間に合うんか?ちょっと不安になったけど充分時間はあります。鍬兎郎が並んでいるウチに、連れはマドリードで買ったLOEWEの税金の払い戻しに行ってきました。
 まずは飛行機に乗ってオランダはアムステルダム空港へ。空から見るスペインは茶色っぽいです。でも砂漠ではなく、草が暑さで枯れちゃっただけだとわかりました。来たときと帰るときでは大地の印象まで変わってしまいます。さらばスペインよ!

 アムステルダム空港で飛行機を乗り換えます。アムステルダムはナカナカ広い空港で、デパートよりお店が沢山あります。そこで車の本を数冊買いました。スペインではお目にかかれなかったマニアックな本が買えました。
 そしてまたまた長い連絡通路を歩き、日本行きの飛行機に。さらばヨーロッパ! 

 
 今回の食事は牛丼。懐かしい味に日本に帰るんだ・・・と思い知らされます。もう少しいたかったな・・・。
 右は朝食のヨーグルトとフルーツ、チョコレートケーキ。
 行きと同じで映画やゲームを楽しみ、何度かうとうとしているウチに夜を追い越し、早朝の成田へ到着しました。

8日目(8月4日)成田
 楽しい時間は終わりました。もう現実の世界に帰らねば・・・そう思うと淋しかったですが、飛行機を降りた途端、またまた問題が!
 「鍬兎郎様申し訳ありません、荷物が間に合いませんでした。」ガーン・・・荷物はまだアムステルダムでした・・・(完)

その1へ HOME