ブースト計を取り付けた

 前々から油温計が欲しかった。ターボ車だけに、オイルの管理は大切だ。とりわけサーキットなぞ走る鍬兎郎。タービンを壊しては何にもなりませんね。そこでメーターを取り付けることにしました。
 さて、メーターの選定ですが、種類が多すぎて全然わかりません。各社のサイトを漂流しているウチに、結構なお値段がすることがわかりました。どうせなら油温計とブースト計をつけたいと思い、色々考えました。また、A4の内装にマッチするような知的でクールなデザインはないものか、さらに安く付ける方法はないものかと、さんざん迷ったあげく、ブリッツのメーターに赤いイルミネーションのものがあることがわかり、コレだ!と思いました。
 それはブリッツのレーシングメーターDC(デジタルコンパクト)です。電子式のメーターで、中央コンピューターでデータを一括管理して、各メーターに振り分ける方式を採っています。これはナカナカいいんじゃないの?と思って値段を調べてみるとライブユニット(中央コンピュータ)が10000円、油温計が26000円、ブースト計22000円です。ネット通販でも3点で5万円ほどします。
 こりゃダメかな?と思ってよくよく調べるとライブユニット(同製品)と超小型デジタルメータがセットになったレーシングモニターDCなる製品も出ているのがわかりました。お値段は24800円。
 レーシングモニターDCのライブユニットには圧力センサーが内蔵されていて、更に温度センサーも1個付属してきます。また、その気になればレーシングメーターDCを3個取り付けることも可能!これはスゴイ製品です。
 ヤフオクで調査すると新品が14800円で売り出し中!これは安い!って事で早速ゲットしてしまいました。油温計とブースト計が14800円で手にはいるとは!1個当たり7400円ですよアニキ!めっちゃ安いんじゃないの?ブラザー!って事で到着を待つ鍬兎郎。

製品紹介

 
 セット内容はライブユニット、モニター本体(表示部)油温センサー1、配線、圧力用パイプ、圧力取りだし三つ又など。表示部は幅8.5×高さ2.5×奥行き1.5(cm)と非常にコンパクト。

 
 左はライブユニット正面。メーター取り付け用端子が3個。レーシングメータDCも取り付け可能。
 右はライブユニット後ろ。左から電源、圧力、温度×2、圧力の端子群。圧力センサは内蔵のため直接パイプで取り込む。

 
 温度センサ。油温及び水温に対応。サーミスタタイプ。ブースト計は内蔵のため黒いパイプが出てるだけ。これにサージタンクからパイプを引き、差し込めばよろしい。

取り付け

 
 まずは配線ね。どこを通そうかな〜?と悩み中。ライブユニットをここに置けないかな?と思い、なにげにCPUボックスを開けてみると、室内が黄色丸から見えるじゃないの?おおー解決。早速ここを経由して配線を通すことに。本体はステアリングの下の棚に置き、センサーの配線を室内に引き込むことに決定。油温計はセンサーの取り出し口がないので、今回はやめ。ブースト計のみ取り付け。早速穴開けちゃえ!ブーストのパイプは直径4mm。ちょうど4mmのドリルがあったのでグリグリ。躊躇なく開ける。

 
 なるべくパイプがまっすぐになるように考えて穴を開ける。更にフロントのバルクヘッドにも4mmの穴を開ける。ここもプラスチックなので簡単だった。

 
 三つ又で圧力を取り出す。場所はフューエルプレッシャーレギュレターに伸びるパイプ。ここも躊躇なくカットしてしまう。場所がわからなかったのでAkiさんに聞いた。Akiさんありがとうございます。漏れ防止のためタイラップで留める。なお、走行中はエンジンが揺れるので余裕を持ってパイプの長さを決める。
 ところがコレでいいと思ったらヤバイことが判明。これは燃圧をコントロールする部分のため圧が漏れたりすると大変らしい。エンジンブローもあり得るとのこと。早急に別の場所に移動します。切ったパイプは交換。

  
 パイプを室内へ。針金ハンガー(青い線)にビニルテープで留めて室内へつっこみます。こんな感じにテープする。簡単。

 
 はい出てきました。あとは配線のみ。電源を取り出す。ヘッドユニットの裏からACCを取り出す。イグニッションONで電源ONになる線を探す。大体は赤い線です。テスター必須。きちんとコネクタを取り付けて配線する。

 
 電源が入るか、正常に動くかテスト。取り付け前、かたづける前にやってしまおう。エンジンオフの時は0hPa(ヘクトパスカル)。エンジンがかかると−0.66hPaと出た。正常なのか?エンジンを吹かすと0.46hPaまで上昇。ぐふふ。結線等すべて正常!あとは仕上げ。

 
 左は最初のモニターの取り付け位置。結構見やすい、と思ったが、取り付け面が垂直ではなく、角度が付いている(上部が向こうに倒れている)ので液晶が薄く見にくくなってしまう。その為アルミをV字に曲げこちら側に倒す。これで見易くなった。強力両面テープにて貼り付け。

 
 正面から見るとこんな感じ。GOOD!である。右の写真、ライブユニットはステアリング下の棚に放り込む。サーキット用にちゃんと留めなければ・・・。

 
 イルミはこんな感じ。普段は黄緑に輝き、ワーニング時に赤く点灯&アラーム音(ピピピピ)が鳴る。今はブースト0.8hPaにセット。

感想

 アイドリング中は負圧。アクセルを徐々に開けても負圧です。ところが急にアクセルをあおるとブーストがかかってきます。面白い特性ですね。
 早速その辺を走ってみると、3000rpmを越えたあたりからブーストがかかります。1速全開では0.3hPa、2速で0.5hPaまで上昇するが、そこで頭打ち。当然パワーも頭打ち。なんかターボらしくないなあと思ったら加給圧を抑えているんですね〜むしろ低速域から高いギアで全開にした場合に0.6〜0.8hPaぐらいまで上昇する。本機にはピークホールド機能があり、再生すると0.8を記録してました。ぜんぜん本気出してないエンジンですね〜全開時にもうちょい圧力を上げて欲しいと思います。そうすれば加速が良くなるのですが・・・・。
 ワーニング機能もあり、設定した数値で警告音を発し画面が赤くなります。
 面白いけど、これを見ていたら事故るぞ。

油温センサー追加 配線の整理 アウディTOP