PORSCHE Boxter用キャリパー移植計画ver.7完結編

 いよいよ完結編です。懸案のBigローターに交換しました!チョイスしたローターはA6用(型式4BBDV 年式02/01〜)になります。もちろんフロント用です。
 データは外径312.0mm 厚さ25.0mm 高さ47.0mmとなります。
 今回は東京パーツコミュニケーションから購入。OZ製のノーマル形状にスリット加工をしてもらいました。スリット無しで25990円、スリット6本入りだと30980円でした。
 ちなみに今回はなぜドリルドにしなかったかというと、クラックが入っちゃうからなんです。鍬兎郎はサーキット走行も予定しているので走りがハードです。現在使っているロッキード製も穴の周りにクラックが入りました。って事で放熱性と視覚効果より堅牢性を取りました。

 
 ローターが到着しました。いよいよBigローターが装着出来ます。

 
 重さは8.8kgです。ノーマルが7.2kgなので1.6kgの重量増加ですね。でも、A8ローターよりは1.2kg軽量。Boxterキャリパーは2.5kg、ノーマルキャリパーが4.8kgですから−2.6kgです。結局両方で1kgの軽量化になりますね!
 装着前に灯油で油分を落とします。ウエスに灯油をしみこませ、こすって落としました。その後装着直前にブレーキクリーナーで脱脂しました。

 
 ローター装着前の注意はローターの裏カバーを外すこと。ちなみに鍬兎郎号には最初からローターの裏カバーがないので外したり加工する必要はありません。
 中古パッドと古いローターから新しいパッド&ローターに交換するので、当然ピストンを戻さなければなりません。そこでこのパッド戻しが活躍します。4個もピストンがあると戻すのも大変ですよん!

 
 ラインは前回つないであるので、ローターとブラケットを交換するだけ。あっという間。今度こそパッドはパジッドの青を装着!

 
 裏から見たらこんな感じ。ブラケットはもちろんBigローター用の黒。

 
 ボルトの締め具合を点検した後、念のためフルードのエア抜きを行います。
 ローターのスリットの方向はメーカー指定で進行方向に倒れる感じの傾きです。この場合は左側が進行方向。F1のリアなどは効きを落としてコントロール性を上げるために逆向きに付ける場合もあるそうです。

 
 ホイールを装着し、完了!キャリパとホイールのクリアランスも充分あり、特に心配はありません。

 
 大きいローターは良いですねぇ!見た目も頼もしくなりました!
 ついにブレーキシステムも完成し、ますます最強に強まった鍬兎郎号。非常に喜んでいる模様!次のモディファイは?

装着してみて
 ローター&パッドが新品なので無茶なことは出来ません。まずは日常のフィーリングから。
 ブレーキペダルに軽く足を載せてもパッドとローターの摩擦が感じられます。初期の制動から程よい効きを示しコントロールしやすいです。強めに踏んでみても印象は変わりません。非常に安心感のあるブレーキシステムになりました。ノーマルローターと比べてもかなり効きがよいです。これが本来の力なんでしょうね〜気に入りました!早くフルブレーキングしてみたいです!そしてサーキットに持ち込んでみたいです!
 実はこのローター、A6用と言ってもある時期しか採用されてません。その後288mmに戻った模様。どうやら歪みなどが発生したみたいです。薄い分だけ慎重に熱遍歴を与えないといけません。

感謝の意

 紆余曲折あったBoxterキャリパー装着ですが、本日やっと完成しました。これも応援してくださった皆さんのおかげです。ありがとうございます。
 苦労した分だけ感激もひとしおです。今鍬兎郎の心の中にある歌が流れています。
 ♪今日鍬兎郎号に初めて〜キャリパーが着いたよ〜(着いた〜)

Special Thanks
 ぎょうさんキャリパー本当にありがとうございます!
 のが郎さんラインの装着方法お教え頂きありがとうございます!

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