NEUSPEED排気管の巻
NEUSPEEDのステンレス排気管に交換したのでレポートします。
交換するきっかけは、以前愛妻とこんな話題が出た時にさかのぼります。
愛妻「来年あたりからマフラーの規制がうるさくなるんだって」
鍬兎郎「え〜?ほんだがの?うだでヤバイべさの。」(え?本当ですか?凄くヤバイですね)
愛妻「マフラー交換するのなら今年中?」
鍬兎郎「んーんだべなあ。マフラーば買わねばねべさ」(うーん、そうですね。マフラーを買わなければなりませんね)
しかしお金のない鍬兎郎、マフラーは今まで買えずじまいでした。結婚前はそれこそ好き勝手に欲しいものを買っていましたが、結婚したらそうはいきません。我慢するときは我慢しないとダメなんですよ。
ちなみにS4用のマフラーで良さそうなのは限られています。まずは定番のNEUSPEED製。これは157500円とお手頃。NEUSPEEDの排気管はA4時代にも着けていたので性能は実証済み。音色音量ともジェントルなのはわかってました。次の候補はMilltek製。こちらは130000円と更にお安い。評判も悪くありません。
しか〜し!!!本当に欲しいのはNEUSPEED製のチタンマフラー。これは国内では手に入らず、個人輸入になります。1700ドル程ですから円相場によりますが20万円〜25万円ほどですね。重さは4kgと超軽量です。お金がないしどーしようかなーと迷ってるウチに時は流れ9月です。
9/16にお友達のイカくもさんよりNEUSPEED製のマフラーがヤフオクに出品されてると教えていただき、早速アクセスするとありました!確かにオールステンレスのNEUSPEEDのキャットバック(キャタライザー以降を交換するタイプ)が出品されてます。しかも1ヶ月しか装着してないらしい。コレ定価だと157,500もする代物ですが、開始価格がなんと6万円です。ものすごく安いですね〜ラッキーって感じで、終了日まで様子を見ることにしました。しかしこんなに安いのに誰も入札しません。なぜなんだろうとよく考えたら、オークションのタイトルにS4もNEUSPEEDも入ってません。これじゃあ検索に引っかからないわけです。それにもう国内ではS4に乗ってる人も少ないでしょうし、マフラーを変えようと思ってる人も少ないんでしょうね。換えたい人は既に換えてるでしょうし。まあ、ライバルがいない方が安価で落札できるのでよしとしましょう。残念ですがこの時点で憧れのチタンマフラーは断念です。国内唯一を狙っていたのに・・・。(泣)
そしていよいよオークション終了日の9/17がきました。当日はblack3300さんの納車オフミがあったので、出かける前に7万1100円入れて入札(爆)。オフミの最中携帯で確認することにしました。しかし最後まで競争者は現れず、開始価格の6万円で落札できました。ラッキー!
ちなみに6万円は愛妻に土下座して借金しました。毎月のお小遣いから返済します。(泣)
9/23マフラーが届きました。全体的にきれいです。特に大事な出口にも傷はなく、曲がりもありません。焼き色もほんの少しで、確かに使用感は少ないです。ほぼ新品です。これが10万円引きとはホントにラッキーです。こういう事があるから品物を買うときは焦って買わない方が良いんですね。果報は寝て待てと言いますね。
早速重さを量ってみると16kgありました。ちなみに純正を外し、測ってみると31kgでした。15kgの軽量化になりそうです。
マフラーが届きました。焼けはありますがほぼ新品と言っていいでしょう。太鼓にもへこみや傷もありません。
配管のレイアウトはほぼストレート。効率が良さそうです。メインパイプは内径約75mm。
差し込み式の前部分。潰れたりせず、ちゃんと円形です。ホッとしました。ちなみに太さは55mm×2
まだまだ新しく、出口のNEUSPEEDのエッチングも確認できます。斜めカットでカッコイイ!ここは太さ80mm×2
溶接もきれいですね。ホントにアメリカ人が作ってんの?と疑いたくなります。まさか、日本製OEMでは??
早速装着に入ります。まずは純正の排気管を取り外します。
純正の排気管は触媒以降が差し込み式になっています。ボルトを2本緩めて引き抜きます。
吊っている箇所はセンターマフラー前に1カ所、リアマフラー前に1カ所出口左右に2カ所。合わせて4カ所で吊ってあります。
黄色いウマは今回愛妻が心配して買ってくれたもの。コレがなければ交換は無理でした。感謝!
純正排気管が外れました。かなり重いです。総重量31kgありました。15kgの軽量化は大きいですね〜
本人が最近5kg痩せたので、合わせて20kgの軽量化です(爆)
取り付けは一人では難しいですね。ジャッキを2個駆使してます。まずはセンターマフラーを装着。続いてリアマフラーに。
センターマフラーとリアマフラーをつなぐのはボルト2本。スチールのボルトが付属してきたので、電食の防止のためステンレスのボルトに交換します。
電食とは・・材質の違う金属を隣り合わせると電子の流れが出来て錆びやすくなること。ステンレスの流し台に缶詰の缶などを置いておくとステンレスでも錆びてしまいます。気をつけましょう。
飛鳥と愛妻が応援してくれます。
装着できました。ちょい左に寄ってますが、なかなか良い感じです。今度直します。
下から見るとたくましいですね〜
純正と較べてみるとやはりカッコイイですね。音を較べてみてください。※音が大きいのでボリュームに注意してください!
純正の音
NEUSPEEDの音
装着してみて
音はかなりキテます。アイドリングが一番響いてる感じです。重低音でやる気満々です。加速中は4000rpmぐらいまでは静かですがその上はまだ試していません。ちょっとフル加速してみましたが、そんなにうるさくないようです。ただし、外から聞いたわけではないので、車検通るか今から心配です。近所迷惑になっても困りますし、最悪の場合インナーサイレンサーを検討します。
体感的には15kgの軽量化が効いています。車体が軽くなった感じがわかります。低速トルクも若干増して、良い感じですね〜
音については録音して後ほどアップします。巡航時の音量も気になりますので、続報をお待ち下さい。
総合的にはこんなに良い製品が6万円+送料で手にはいるなんて、非常にお得だと思います。イカくもさんに感謝ですね〜
その後
長距離ツーリングで詳細にテストしてみました。
アイドリング→かなり響いてます。愛妻の言うには帰ってくるとすぐわかるそうです。(泣)
加速時→1000rpm〜1300rpmがこもってます。6速では40km/h〜50km/hの加速時がうるさいです。それ以上になると大丈夫ですが。
全域にわたりフル加速をすると結構大きい音ですが、音が後ろに流れてゆく感じで、あまり気になりません。
巡航時→60km/h、70km/h、100km/hとテストしましたが、静かです。ちょっと安心。
ちょい乗りなどでは我慢できる音でも、遠乗りの時など長時間聞かされると疲れるモノです。このマフラーはそんな事はありませんでした。一安心。札幌往復しましたが、まったく気になりませんでした。
つまり、このマフラーは発進時に結構いい音を出して満足感を与え、巡航時には控えめな音で疲労を軽減してくれるという絶妙なセッティングなマフラーですね。これは思いつくのは簡単ですが、実際にセッティングして作るとなると大変なことだと思います。んー使えば使うほど素晴らしいと感じるマフラーですね!
エンジンについては、フル加速の時は純正マフラーよりタービンがよく回る感じです。エンジンが回りたがってる感じ?フィーリングはエンジンが活発になった感じです。かといって、低速トルクが痩せたわけでもありませんし、このマフラーはかなり研究されて作られていますね。
マフラーの錆び防止にフッ素塗料を発注しました。排気管の材質はステンレスなんですが、ドロが付いて焼き付き、段々錆びていきます。そのため、耐熱の塗料で保護します。フッ素塗料はドロなどがツルリと落ち、手入れが簡単だそうです。
色はクリアーを選択。一度排気管を外すことになりますし、上手く塗れるか心配ですが、頑張ってみます!
修正1
マフラーの出口が左にオフセットしていたので、若干直しました。手順は前のジョイント部分をゆるめ、排気管を釣っている部分を若干移動させて再装着。
左が修正前、右が修正後です。
上から見たところ・・・あまり変わってませんね。(泣)
次回潜るときは大々的にやらないと・・・バールのようなモノで曲げちゃうかな??
更に修正。かなり中心に近づきました。ほぼ満足です。
09年7月17日
やはり左側に寄ってきました。前回修正してからすぐに左に戻ってきました。これは根本的に直さないとダメのようです。
左が修正前、右が修正後です。
クルマの下に潜ってみたら、リアサイレンサー前のステーの角度が悪いみたいです。ちょっと曲げれば修正できそうですが、ステーが頑丈で曲げるのは難しそうです。一旦外して万力に固定しゆっくり曲げないと溶接部がはがれたり、管の壁が割れたりしそうです。
今日は時間的に無理なので、夏休みにでもやってみようと思います。ついでに磨き直してフッ素塗料も塗り直します。
って、事で、今日の所はステーにステンレスバンドを巻いて、吊りゴムのかかる位置を調整して終了。これでもまっすぐにはなりました。