排気管塗装の巻

マフラーの塗装
 ステンレスマフラーといえども使っているウチに錆びてしまいます。ステンレスは材質の表面にクロムの酸化膜が出来て材質を守るので、錆びにくい性質があります。しかし他の金属と接すると電子のやりとりが起きて結果的に錆びてしまいます。これを「もらい錆び」と言います。
 マフラーにはドロがこびりついたり、塩カリが付着したり、急熱急冷を繰り返すなど、錆びやすい条件が揃っています。いつまでも美しいステンレスの輝きを守りたい・・・誰でもそう思いますよね。純正なら見栄えもありますので出口など二重にし、外側の板をクロームメッキしたりして、錆びないようになってます。しかしNEUSPEEDはステンレス板が一重のため、錆には弱いです。軽いのは歓迎ですがコレでは困ります。そこで塗装をすることにしました。


 前車A4TqのNEUSPEED管。ほとんど手入れをしなかったのでサビサビです。(泣)

 塗料についても色々考えました。クリアーを塗れば良いかな?と思ったんですが、ただのクリアーを塗るのも面白くありません。フッ素系の塗料を塗れば汚れもツルリと落ちると聞いたので、オキツモ株式会社の「耐熱フッ素塗料クリア」を塗ることにしました。


 オキツモのNA602クリア塗料です。左はシンナー。両方で7150円也。

 
 マフラーを外し洗浄します。次にガソリンとブレーキクリーナーで念入りに脱脂。塗装後は赤外線を当てて乾燥させます。

 
 一晩乾燥させたらツルツルに。これはカナリ効きそうです。


 乾燥後180℃で焼かなければなりません。仕方ないのでコンロを使い、遠火でこんがり焼きました。表面がテラテラしてますよー。


 出口もツルツルになりました。

 ↑クリックで水をはじく動画が見れます

まとめ
 マフラーを外すのは面倒でしたが、塗るのは簡単でした。匂いがきついので塗るのにはちょっと焦ってしまいました。マフラーの上下を塗らなければならないのですが、下部を先に塗ってひっくり返して上部を塗っているウチに、下部の方がムラになってしまいました。またハケの毛が抜けて所々にくっついちゃいました。ですから出来上がりは、あまりキレイではないです。でも、マフラーを保護する目的は達成したと思います。
 今後の耐久性を見守りたいと思います。

今回の教訓
 塗装は焦らずに、キレたら負け。
 下準備が大事。
 フッ素系塗料はくさい、家族に怒られる。
 焼き付けはコンロでも出来る。

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