RECARO装着の巻
シート交換したわけ
純正シートを交換したので、レポートします。交換したのは純正じゃないRECAROのSport
(Trendline) と言う製品。
事の発端は純正シートのポジションの違和感です。純正シートはアルカンターラ+本革のRECARO!しかも電動!かなり高級です。シート自体の出来は素晴らしく、純正でこれ以上は望めないほど。
しかし、しかしです。鍬兎郎の体とは合ってません。ネックなのはハイトアジャスター。上下に平行移動してくれると問題はないのですが、前を軸に後ろの部分だけ上下します。鍬兎郎は座高が1m近くあるので、一番下にしたい。しかし一番下にすると相対的に前が上がって太ももの裏側に圧迫感が・・・。足が長い人なら問題はないと思いますが、足の短い鍬兎郎にはつらいところです。
何とか前部分を下げられないかシートの下回りを見てみましたが、普通のレカロとは違ってレールとフレーム一体になってます。ちょっと無理かな?
シート探し
さて、そうなるとシート交換したくなってきました。希望は、太ももが楽で少しスポーティーなもの。出来れば内装にマッチすると更に良いんですけど・・・。
純正シートがこんな感じですから、なるべくデザインと色を合わせたいと思いました。
まず候補に挙がったのはコレ。Sport 系。デザインが一番合ってます。
アコードやランエボの純正シートとしても有名。この中古シートを安く買って、貼り替えるとデザインも色も同じモノが出来上がります。
しかし貼り替えるには10万円以上かかるし、同じ生地が手にはいるか・・・。
第二候補はコレ。SR系の青。デザインの統一は出来ませんが、色はイイ感じです。ポジションはバッチリだし間違いないシートですね。
第三候補はSR系の青黒。黒い部分が布製ですが、色は揃ってますね〜
第四候補はRS-Gのカムイブルー。デザインも統一感があるし、バケットなのでサーキットにも対応!
第五候補はRS-Gの青黒。黒い部分が布製で、青はシャイニングブルー。でも、デザイン自体はイイですね。
色々悩みましたが、アメリカのGMPというサイトを見ているとSport系で材質、色も純正に近いような物を発見!しかし、ここのお店は使ったことがないので、どうするか悩んでると、デーモントゥイークスでも買えることが判明。早速オーダーすることにしました。
5月5日
連休のまっただ中。デーモンのサイトからシートを発注します。実は少し前にA4の余った部品をヤフオクで処分しました。ちょうどシートが買える位貯金が貯まったので、思い切りました。
シートの説明ではサイド部分が黒いビニールレザー、センターの青い部分はスエードです。スエード??スエードってアルカンターラじゃないのかな?
色は似てるように見えますが・・・どうなんだろう?材質と色・・シートが来てみるまではわかりません。コレは賭です。
価格は本体が93000円、送料が18000円トータル111000円でした。しかしこの値段だと大きな賭ですね・・。
更にこのシートには電動の機能は一切ありません。シートヒーターも、レカロベントも、ランバーサポートも何にも無し。うーん・・・。
もう一つの悩みは助手席をどうするかです。交換しちゃえばデザインの統一も出来ますが、シートヒーターが無くなるのは愛妻がかわいそう。冬は暖かくて便利なんですよ〜って事で、今回はお金もないことですし、運転席だけ交換することに。左右違うのもレーシーでイイかも(爆)
5月16日
デーモンから音沙汰がないので、催促のメールを送りました。すると担当者スティーブからすぐに返事が来ました。なんでも、カードの番号を送れとのこと。なんかのんきですね。(爆)
しかし、メールでカード番号を送るのはとっても危険です。考えたあげく、3分割して3度に分けて送ってみました。(爆)
苦労の甲斐あってカードの有効が確認されました。あとはシートの到着を待つばかり!
5月25日
そろそろ送られてくるかな〜と思ってスティーブにメールしました。すると今週中に送れるように努力してると返事が来ました!むふふ。そろそろです。
6月16日
今週中と言ったのに全然届きません。しびれを切らして催促メールを。すると何と!今月中かかるとのこと・・・。ああ・・(泣)
6月27日
カードの限度額を見ると11万円減ってます。いよいよ送られてくるのかな?
7月3日
朝シャワー浴びて出てきたら郵便局の不在連絡票が・・・・宛先はデーモン!キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━
!!!!!
しかし、今日は仕事・・・明日受け取ることに・・・。うーん最後までついてない・・・。(泣)
7月4日
今度こそホントにキタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━ !!!!!
ついにシートが届きました。発注からちょうど2ヶ月。長かった・・・・。
箱がでかい!中にはお待ちかねのRECARO Sportシートが入ってました。色もオーダー通りの青。イイ感じです!
んー思った通りの格好良さ。イイ感じです。
背中の部分には青いRECAROロゴがイイ感じです。でも、ライディーンに似ている(爆)
リアから見ても格好いいですね〜気に入りました!
シート先端はおなじみの小物入れ(by碁流祐さん)
しかし気になるのは色と材質です。合うのかしら?って事で早速車に合わせてみました・・・・・すると!!!!やはりアルカンターラとスエードは違う。しかも色も薄い・・・。うーん微妙だ。(泣)
泣いていても仕方がないので、日曜日に装着することにして、一旦箱にしまう。この時点でharukanaさんより96tqとS4ではベースフレームの対応番号が違うとの情報が来ました。鍬兎郎が持っているのはもちろん96tq用です。焦って合わせてみたところ、ベースフレームは問題なく装着できました(泣)良かった!!
取り付け
やっと週末です。取り付けてみましょう。
まずは純正シートを外します。前側のクリップを外し、リアのレールエンドのプラスチックパーツも外します。
シートを後ろにスライドさせると外れてきます。
シートベルトも移植します。しかし!!
配線が赤いカプラーに共締めなので、シートから外せません!線を切る訳にもいかず・・・
しかし!そこへ愛妻が登場!カプラーから配線を外してくれました〜凄い!
車体側のカプラーに直接差しちゃって解決!良かった(泣)
レールを取り付けます。リアには自作のプレートを使用。穴の位置を下げてます。これで1cm下がります。
最初で最後の2ショット。純正シートはお蔵入り・・・。
交換前と交換後です。どうでしょう?自分としてはかなり気に入ってます。
直接較べないと色の違和感はないですね〜装着してみると案外目立ちません。
エアバッグキャンセラーは単なる抵抗。って事で2.5Ωを探すが無し。仕方がないので3.3Ωを装着。
結果は??
サベルト装着はこんな感じです。(・∀・)イイ!!
まとめ
肝心のポジションは(ベースフレームは鍬兎郎自身でローポジに改造済み)
純正ローポジション前290mm、後200mm
新型ローポジション前260mm、後200mm
とイイ感じです。ヒップポイントは地上20cmと変わりませんが、先端部が30mmも低いですし、材質の当たりが柔らかいので、太もも裏は凄く楽です。
ホールドもまずまず。座面はSRほどではありませんが純正と同等のホールド感です。上半身は肩のあたりのホールドがイイ感じです。非常に気に入りました。
重さは
純正27kg
新型21.4kg(本体14.4kg+レール7kg)
純正より5.6kgの軽量化になりますね〜フレームがもう少し軽いと良いんだけどな〜
A4用ベースフレームは3種類あります。
96〜1012.019.1
98〜1012.020.1
電動シートレール1012.511.1
電動シートですがS4用は1012.020.1が適合します。
正式な請求金額は本体£489.36+送料£150.00=£639.36円換算13万7754円!!でした。(泣)送料が上がったのが痛かったです。
んで、13万円の価値はあるか?って事ですが、無いと思います。太ももの圧迫を取るために13万円もかける奴はいないでしょう。まあ、自分的には座ってしっくり来るし、内装にバッチリ合ってるので大満足です。このシートをつけてるS4は鍬兎郎号だけですし、(たぶん)日本に1脚しか存在しないシートを持ってるってのも希少価値でイイですね(爆)
その後(06.08.18)
シート交換から1ヶ月ほど経ちました。最初は気になった色と材質は気にならなくなりました。よく考えてみると今までRECAROに交換した車を何台も見てきましたが、車の内装にRECAROの柄が合っていた試しはありませんでした。それから見ると完璧ではないですが、かなり良い感じのシートです。1ヶ月経った今でも乗り込むときにニヤリとしてしまいます。(変?)
ホールド感はますます良くなってきました。ウエストは純正の方がタイトですが、座面はこっちが良いです。さらに肩のサポートが効いていて、コーナーで良い感じでサポートしてくれます。やはりフルバケにはかないませんが、日常の使い勝手を考えるとこちらに軍配が上がります。
シートバックの高さは欧米サイズ。座高一の鍬兎郎には非常に良い感じです。(泣)
総合的には大満足です。13万円と高価でしたが、決断して良かったです。
今の不満は座面がもう少し低くならないかな?って事。鍬兎郎のポジションはシートバックがほぼ直角の戦闘モードです。座高が高いので、頭上が少し窮屈です。これはローポジションの物にレールを交換しなければなりませんね。まあ、我慢できないほどじゃないですから・・・。座面の前を下げるために後ろの調整穴を1段上げているのも原因かも。